日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

本日の「整え」*電話と私

何やらガラケーがつながらない。

5年ぶりに会う旧友との待ち合わせに少々不安。

ややこしい性格による「スマホガラケーの2台持ち」がこの度はラッキーに転じた。

楽しい時間はあっという間で、ちょっと元気になって「またね!」

私、ちょっと、整った気がする。

ガラケーはまだ、だんまり。

 

画像:暑い日の再会、紅茶とケーキ

●目次●

 

1.家電(いえでん)のこと

 

家電(かでん)ではなく「家の電話」、固定電話のこと。

「携帯電話は大人になってから世代」なので、お若い方にはうっとうしいくらいの昔話を聞かせてしまおう。

一家に一台、お待たせの保留音の機能もなく「オルゴール」みたいなのがあったのよ。もう絶滅したことだろう。コードレスは画期的だった。電話をかけるのに緊張を伴ったもの。社会人になってからは、どれだけ早く電話を取るかみたいなこともあった。

永遠に色々書けそうだが、いい加減にしておこう。「人間が古くなってきた」と実感する。

 

今となっては「家電」はいらないんじゃないか。時々「整えたい!」と思う。

でも80代の母には必要アイテムであって、「長電話」は今でも時々。母の世代もスマホを持ってはいるが、「長話は家電」だったりするから。スマホの方は「どこか(家の中だけど)に置き去り」も少なくない。

 

かかる電話の多くがセールス。いわゆる「迷惑電話」だ。非通知は着信拒否、登録してある電話番号からは名前を読み上げるようになっているので、それ以外の電話には「出るな!」としている。鳴っている間に番号を調べると、やはりセールス。年長者を狙った詐欺電話もあり、実際にかかってきたこともあって他人事ではない。弟を語ったがえらい東京弁(?)で明らかに「息子ではない」とわかりながら、オタオタした母だった。着信拒否登録できる件数が少なくて、いつもいっぱい。無限にしてほしいわ。

 

そんな家電。「ほんまに、いる?」と思ってしまう。でも「なんぞの時」には必要かと延々と。友人たちの家(実家)の電話番号をいくつか今でも覚えている。今の番号は知らんけど。そんな世代よ、家電で長電話して「いい加減にしなさーい!」と叱られたものよ。

 

 

2.この度の通信障害、つれづれ

 

朝、ガラケーで近居(同じマンション)な義妹にショートメール。いつもなら、即返信が届くがなかった。「出かけたかな、寝ているかな」とあまり気にせず。

ニュースで通信障害を知り、メールが届いていなかったとわかる。

 

この日、それこそ「家電で長電話」だった旧友と久しぶりに会うことになっていた。関東住みでなかなか会えないこともあり、このご時世、この暑さだけど気をつけながら会うことに。彼女とはスマホのラインで連絡を取っていたので、なんとかなりそう。今回ばかりは「通話とその他のことを分けたい」という私のめんどくさい性格が幸いした。スマホは今は吸収されたラインモバイルのドコモ回線。加入当時、回線を選べたのでガラケーとは違う回線とした。これもよかった。いろんな作戦(?)により、回線変更を促してくるがこのまま続けられる限り頑張るつもり。回線は変わるわ、月々料金高くなるわってどう?

 

財布の中に「テレホンカード」を忍ばせている。

やはり「なんぞの時」を想ってのお守りみたいなものだ。いろいろ、信用していない。疑り深いという性質かな。「石橋は叩いて、叩いて、叩き割る」かもしれない。「叩いただけで引き返す」もあるのが自分でもめんどくさくて、「叩かずにスキップ」くらいの気質になりたいものだと思うことがある。

 

「ほぉ~ら、やっぱり」と思わなくもない。決済ができない、電子チケットが表示できない、仕事に影響、緊急事態にも役立たずと被害や損害、不安な気持ちとたくさんのヒトの暮らしに影響を与えたことだろう。「信用しすぎてはいけない」の気持ちは強まってしまった。待ち合わせにヒヤッとしたこと、家族へのメールが届かなかったことくらいだったけど、いろいろ考えさせられる時間だった。

「西日本、午前中に復旧」とあるが、午後になってもつながらなかった。15時を過ぎてやっとつながりましたとさ、ほっ。

 

 

3.「私」を整えたい

 

もうすぐ40年の付き合いといえど、会えない時間も多くなりつつある学生時代の友人達。「おはしが転がってもおかしい」と言われた10代の後半から、共に大人になってきました。みんなでキャーキャー過ごした時期は今にして思えば、あっという間。たくさんの思い出を積み重ねていたと今は思います。

 

50代にもなると、それぞれに生き方も違えばいろんな出来事が起こる。「みんなも頑張っている」と思うと少し気持ちが楽になれたり、共に泣いたりできる。そう、楽しいこともいっぱいあったが、悲しいことだってあった。

グループみんなが揃うことは、冠婚葬祭の「悲しいことの方」になりつつある。でも存在自体が、居てくれることが励ましになると思っている。そんなヒトは決して多くはいない。大切にしないとね。

 

会えなかった間のこと、他愛もない話、思い出話。泣きそうになったり、大笑いしたり、10代の頃よりも激しい喜怒哀楽。

待ち合わせ場所に、サングラス、マスク、日傘、腕には日よけアームカバーと「もう、誰やねん?」な恰好で出向いた。そんな、暑い、暑い日。ちょっと、「私」が整ったように思います。自分の整え方、もっとうまくなりたい。

 

(ま)

 

 

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まなみ

キケンな暑さに、雨も。どうぞご安全に~。読んでいただき、ありがとうございました。