炊飯器を2年以上、使っていない。
「整理収納界隈」では、そういうモノは「処分」と言われるな。
でも、できないのよ、無理なのよ。
「整えたいな」と考えてはいるんだけど。
私は「炊飯器」について思っていることだけど、
「道具」って「整理」が簡単なようで難しい。
では、いってみよう!
画像:炊飯器のミニチュア(2センチ角くらい)、電子レンジもポットもある、「好きなモノ分類」
1.「ご飯土鍋」の登場
「炊飯器」って「必須家電」だと思っていた。
それがいつだったか、友人から「ご飯土鍋」をゆずり受けた。当時、流行りはじめていて彼女は新品のモノを3つ持っていた。
「私さぁ、土鍋でご飯炊きそう?全部、もらって~ん。」とのこと。
爆笑、「土鍋でご飯を炊くイメージ」ってどんなん!?
衣食住の「住」に興味が偏っていて誰も私に料理をすることを期待しちゃいないんだけど、「土鍋でご飯を炊く」には興味があって。ほいほい、もらった。
これがやって来て、「炊飯器、いらん?(いらない)」となった。
「めんどくさそう」と乗り気じゃない母に「ほな、私が炊くわ」と実験を楽しむかのように私はご飯を炊いた。でもご飯を炊くタイミングに、私がいつも家にいるわけじゃない。仕方なくという感じで母が私に教えを請い、ご飯炊き当番はすぐにチェンジ。
「めんどくさそう」と思っていたのが意外と簡単。他の料理をしている間に一緒にできてしまう。「短時間でおいしく炊ける」となった日から母も「炊飯器、いらん?」だ。
2.わが家の炊飯器
モノにヒトの気持ちが伝わるのか?
「いらん?」と言われた炊飯器、間もなく寿命が尽きた。これ幸いと、処分。
広いとは言えないキッチンに空間が生まれた。ひゃっほ~い。母娘で爽快感。
ところがどっこい!
母の誕生日に新しい「炊飯器」が届く。弟達から。
かつて母の誕生日プレゼントが「連名」で届いたことはない。それぞれからだ、この時限りの「連名」
近居な弟(同じマンション)が「”ちょっとええやつ”やからなっ!」と得意顔で持ってきた。「ちょっとええやつ」イコール「ちょっとお高め」、ゆえに「連名」なのか?
ガッカリ…。炊飯器の後には炊飯器。(どんだけ炊飯器と書く)
「いらんのに…」母娘で、小声で。
どういう意図だったのか今も分からない。
ただ「ご飯土鍋」では「全員集合」の際に、足りない。
「自分たちが食いっぱぐれないように、贈ってきたんやろうなぁ」の推測の元、鎮座まします炊飯器。
3.「ご飯土鍋」の新しさん
「新しさん」は「新しいモノ」ということ。「前のモノをちゃんと使い切った後に迎える新しいモノ」に言う。
初代・ご飯土鍋、使用歴10年を経過。傷みが気になりはじめた。
ちょうどカタログギフトで良さそうなモノを見つけたので、頂戴した。が、しかしだ。かんばしくない。数日試したところで、初代の復活。
「新しさん」は「初代」を上回れなかった。しばらく納戸に置かれることとなったが、再登場は考えられず「ごめんなさい」の処分。
今も「初代」が現役活躍中。傷だらけでも頑張っている。
「新しさん」と交代できる日が来るのだろうか。
画像:噂の傷だらけの初代(ご飯土鍋)
4.「道具の整理は難しい」と悟る
せっかくやって来た「新しさん」をほぼ新しいまま処分した。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「私には、わが家には合わなかっただけよ。あなたに罪はない。」と心の声がしたくらい。
「個人のモノ」よりも「道具」の方が整理しやすいんじゃないかと考えていた。
比較的「思い入れ」も少なく、壊れたり傷んだりして交代させていくモノだとも。
その「交代」に「躊躇」があるとは思えなかった。
「道具」は「あれば便利」「いつか使うかも」と増やしがち。究極「腐るモノじゃない」とも聞く。
いやいや、「使われなければ、道具としては腐ってるで~」と言いたい。
私は「持ちたいモノ」として「好きなモノ」「思い入れのあるモノ」「必要な道具」と考えている。「あれば便利」「いつか使うかも」は「必要」とは言えないんじゃないか。山ほど抱えた道具に、動きを妨げられることもあるから。
「道具は少数精鋭」が望ましいと思う。だからこそ、「新しさん」選びが難しい。
「道具」にも「好き」「思い入れ」がしみ込んでいくのかもしれない。
5.まとめ
本日の「整え」なんだけど、整えられない…。
弟達からの「鎮座まします炊飯器」は母によりレースのカバーをかけられている。
それでなくても、「盆暮れ正月」のみの出番。年間に10日あるか、ないか。
昨年の暮れ、2年ぶりの「全員重合」は「食事なし」だった。(80代母の意向)
出番なし記録、絶賛更新中。
炊飯器の出番なしシーズンにはコンセントを抜いていたのだが、ある時理数系・技術系のおじさん二人(弟達だけど)が、「狂うから、使わなくても差したままにしとけ」とな。知らんがな。(機械的なことやろな)
「電気代は大したことない」とも。「そんなんちゃうねん、使ってないのに差したままはイヤやねん!」心の声で猛反撃。「はい、はい」って一応言うとく。
コンセントを差したままの使っていない炊飯器が、どうにもこうにももどかしい。
年間10日しか使わなくても、ご時世により2年以上使ってなくても、まだまだ「必要な道具」として分類中。
(ま)
「道具の整理」どうされていますか?「春整理」キッチンから挑み中です。読んでいただき、ありがとうございました。
↑↑↑ ゆみちゃんの「道具」話