「交通系カード」を整える

今春、どさくさまぎれに廃止された感のあるバス。

既に「不便」と「めんどくさい」を実感。

「ご時世」とか「ご事情」とかいたしかなたいことも理解しつつ、モヤモヤする。

「モヤモヤ」の矛先か、うさばらしか。

バスカードを整理する！

では、いってみよう！

画像：本文とは無関係、いつかの美味しいモノ

ある日、バス停に貼られたＡ4一枚の紙に驚愕。

どう読んでも、今立っている場所に「来月からバスは来ません」とある。

年配の女性が「これは何？バスがなくなるの？」と不安げな様子で私に確認。

年配の男性も一緒になって、読み込む。

他路線に混じり、最後にちょろり、「ここもやーーーーん！！！」

だから紙が貼ってあるのだけど、「つけたし」かのようだ。

「…やられた」

しょうがないじゃん！（なぜ、じゃん？当方、大阪のおばちゃん）

私がモヤモヤしようが、先の年配の女性が悲しくなろうが、年配の男性が憤慨しようがねぇ、なくなるのさ（なぜに”さ”？）バス。

「久しぶりやーん、元気ぃ？」バスの中、ご近所の社交場でもあったのに。

「ご近所情報」が聴けなくなってしまうじゃないか。

次に思ったことは「バスカード、どうする？」だった。

「交通機関に乗車する」これも多様化？運賃の支払いが実に多様。

「切符を買って乗る」「小銭を用意して乗る」ではじまった私には、テレカ（知らんヒトもいるだろう）みたいな額面分乗車できるというものが一番シンプルかつ楽だったように思う。はじめはその路線のみであったのが「関西私鉄系」となり、ほぼほぼそのカード一枚でまかなえるようになった。この頃から、運賃に疎くなったように思う。若かりし（？）母は老眼がはじまった頃で運賃表が見づらく困っていて、このカードの登場によりそのわずらわしさがなくなったと当時の感想を言っていた。こういうカードが各地であったようだが、「関西だけ１０円でも残っていれば乗車できる（下車する前に清算すればいい）」という「せっかち逸話」みたいなのを聞いたけど本当だったのだろうか。

このカード、いろいろあったなぁ。前の前の（昨年の前）「阪神優勝」の記念カード、使用済みだがまだ持っている。「思い出箱」に保管中。

ここまで「モヤモヤ」と「思い出」だ。

前置きが長く、加齢を実感。

５０代、半世紀生きていれば色々「移り変わり」を見てるよね。

「スマホ決済はスマートだな」と見ている。最近では若者だけではなく、年長者にも見られ「おぉ！！！」と思うことも。

ただ「私はいい」と思ってしまう。いまだに「ガラケーとスマホの２台持ち」を続けるのと同じ。厄介な「性分」なのか「性質」なのか。

「電車」「バス」２枚の「交通系カード」を使って暮らしてきた。必要に応じてチャージして、乗せてもらう。それでいい。誰かと一緒なら、残額が少なくて降りる前に清算することがないよう（お待たせするから）事前に確認する。

先の「バスの廃止」のお知らせには、「バスカードの払い戻し」についての記述もあった。「手数料を取らない期間を設けるので、この間に要らないヒトはどうぞ」みたいな。

「あったり前やーーーーん！！！」と心の声。これで手数料まで取られるのは踏んだり蹴ったりだ。（今の政治にもそう感じることは多いが、政治についてはブログでは書かないと決めている：個人の意見）

バス案内所の女性は親切だった。廃止には同情的で「お買い物、困るでしょう？」と。「生活者目線」でありましたな。ただこの特例的な払い戻しについては知らなかったようで、「手数料をいただくので、使い切ってから払い戻しをされた方がいいです」と不思議なことを言われた。残額を０円にすれば、最初にバスカードを作った際の委託金（？）だけが戻ると。この女性にしてみれば、「いい方法」を教えてくれたのだが私は自分の情報（特例の払い戻し）に自信が持てず、バスカードを返されてその日は手続きをしなかった。

再度、バス案内所へ挑んだ。今度は「特例の払い戻し」についての記事をスクショして。

そして「いつも乗るバスが廃止になったので、特例の払い戻しをしたい」と申し出た。この「特例の」に先日とは違う女性が反応した。スクショを見せるまでもなく、すぐに調べている様子。納得すると、速やかに手続きを行ってくれた。

こうして、やっとバスカードを手放した。

さらっと「５３個目～、バスカードを処分～～～」と書こうとしたのですが、バスの廃止から感じるモヤモヤまで書いてしまいました。これも私には「記録」か「覚え書き」ということで。そんな記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

（ま）