日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

元に、もどすだけ

「戻す」か「もどす」か、しばし迷ったタイトル。

近頃の「片づけ」は「それだけ」になっているように思う。

床に散らばったモノもなければ、部屋や収納空間をひっくり返して片づけるという「祭り」か「大会」のようなこともご無沙汰。

「使ったモノをもどす」「洗ったり手入れをしてもどす」のパターン違いはあるけど。

「ちょっとモノ足りない」と感じるのはおかしいのだろうか。

では、いってみょう!

 

画像:ガジュマル、植え替えた、しばし日陰で様子見するそうな、大きくなぁれ

●目次●

 

1.「もどすだけ」な近頃

 

整理収納界隈にて、「モノの定位置を決める」は鉄則。決まったら、もどすだけ。

時間の経過暮らしの変化に伴い、「定位置を見直す・変える」こともある。一時混乱するかもしれないが、その方が利便性や安全性が上がるのなら「良し」だ。「整理収納は進化する」からね。日々進化させていただきたい。

 

そんなことを考えているのに、「停滞気味」な近頃。つまらない。「祭や大会のような片づけはもうできない」と思いながら、そんな動画を見つけてはワクワクと観ている。実際はほこりまみれで、なんなら臭いもするだろう。何より使われず、ただあるだけなモノの「負のパワー」みたいなものにクラクラすると想像できる。だから「動画の頑張っているヒト」「頑張れ!」と心の声援をおくりながら「元気でうらやましい」と違う方向の気持ちにも。50代、もう「もどすだけ」でいいのかもしれない。

 

 

2.「片づけ」は奥深い

 

「片づけ」っていろんなことが含まれている。「整理」「収納」「掃除」も。「手入れ」や「季節の入れ替え」も。なんなら「整頓」も含まれると思う。

「片づけ」は幅広過ぎて、私達は「広大な片づけの海を泳いでいる」(いつかも書いたな)のかもしれない。

 

「そんなん、泳ぎたないわ」と思うヒトもいるだろう。それがミニマリストの出現」だったとしたら納得がいく。既にモノまみれな世の中で育ち、簡単に新しいモノが手に入れられるのなら後生大事にモノを抱え込む必要はないと考えるだろう。世代間でモノへの執着度が違うのはいたしかたない。(ヒトにもよるけどさぁ)

 

「広大な海」の奥深くを潜るのではなく、「浅瀬でチャプチャプ」といきたい。時に潮干狩りをしたり、散歩がてらゴミを拾うようなそんな感じ。気づいた時に、少しの力でできて、楽しみもあって。もう、潜水はできない。

 

 

3.一番小さな「片づけ」

 

「元にもどすこと」だと思う。「使ったモノを元あった場所に再び置く」シンプルなこと。私はこれを一緒に住まうヒト(母だけど)、住んでいたヒト(弟2人)にも求める。「住んでいたヒト」の家族(義妹達・甥姪達)にも同じく。同じ苗字の老若男女、「自分が使ったモノは元に戻せ!」だ。

 

それができるよう、「モノの定位置」を決める。どこにあるかの「広報活動」も行う。ラベルなどの「補助」も工夫するし、「安全を考慮した収納」にする。

「一番小さな片づけ」を「みんなができる」とするため、日々、整えてきた。

これさえできたら、そこにたどり着けたら「元に、もどすだけ」でいい。

 

 

4.時に「元の状態にして」がプラスされる

 

使ったお皿は洗わねばなるまい。乾かすか、拭いて、食器棚に戻して「片づけた」だろう。「使用前」の状態にしなければならない場合があり、これが「自分でせい!」というわけにはいかない。幼き日のチビーズしかり、80代の母しかり。まぁ、チビーズもあっという間に「デカーズ」になりつつあるし、気が向くのか通りすがりなのかはわからないが私がしようとする前に母の手により「元の状態」になっていることもあるから、「持ちつ持たれつ」がいいのかな。誰か1人が担うことはないし、基本「できるヒトはしろ!」って思う。「使いっぱ」(使いっぱなし)はホント感じ悪いから。(個人の意見)

 

 

5.まとめ

 

近頃の私は「元の状態にして、戻すだけ」になっていることが多いということです。なんら「動き」「見た目」も変わりがない。「映えない」(ばえない)でしょうか。そもそも「片づけ」は映えるものなんかじゃないか。「地味にコツコツ」でした。でもこの「地味にコツコツ」だけで、「スッキリ」「動きやすい」「清潔」「安全」という気持ちや環境、動作が整う。モノを探すことや、家事をためることも少なければ「時間」や「お金」の無駄遣いも減る。そんな風に思うのです。

 

「値上げニュース」を観ない日はない。どこまで、どれだけと想像もつかない。製造業が混乱していることもあり、今までのように「すぐ買える」という状況にはないモノもでてきている。ないのだから「値上がり」もいたしかたないのか。ニュースでは「何を節約しますか?」の問いに街行くヒトが「食費」と答えるのを度々観る。そのヒトのエンゲル係数を知っているわけではないけれど、私の暮らしで置き換えて考えると「食費はあまり我慢したくない」と思ってしまう。固定費とか、被服費とか見直さないできた費用手持ちで不自由がないモノにかかる費用を再考したい。

最後、経済トーク

コツコツと、今日も使ったモノを元に戻しながら、そんなことを思っています。

 

(ま)

 

 

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まなみ

「片づけ」は小さくしていきたい。読んでいただき、ありがとうございました。