日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

「思い出」インテリア

f:id:kogireido:20220214102908j:plainなかなか整理(処分を含む)できないモノに「思い出」があります。

それらを「ただ持っている」というのではなく、暮らしに取り込む方がいいのでは?

そんなことを考えるようになった頃から、懐かしの幼稚園バッグも自分や近しいヒトが作ったモノも「インテリア」として楽しんでいます。

スタイル名を付けるとしたら、「思い出インテリア」かな。

では、いってみよう!

 

画像:私の思い出インテリア、ゆみちゃんのカルトナージュ作品も

 

 

1.整理の分類にもある「思い出」

 

モノの整理をする際に「思い出」という分類がある。

旧友の娘ちゃんが小学生(低学年)だった頃、彼女の部屋を片づけたことがある。かわいい箱は「ナンチャラ君からもらったホワイトデーのお菓子が入っていた」とか、おり紙作品は「転校していった友達がくれたモノ」だとか、人生10年に満たなくても「思い出」分類があって驚かされた。

「これはぁ~、おもいでだからぁ~」大人と同じ口調なことにも驚き。私はどう返したのだろう?記憶も定かでないけれど「処分」は促さなかった。「思い出箱」を作って、「ここに入るくらいにしようね」としたと思う。(この娘ちゃん、今は立派な社会人)

明日になれば、今日はもう思い出なのか。子供にもある「思い出」分類。

皆々さま、「思いでまみれ」になりませんように。

 

 

2.形を変える「思い出」

 

おばが「刺繍のヒト」で刺繍上手。昭和のお母さん、「編み物」「洋裁」「和裁」「刺繍」などのどれかに長けているヒトが多いと思う。「編む」と「縫う」はどちらかな場合が多く、両方できる二刀流もいらしたり、和裁に長けたヒトは「着付け」ももちろんできるという具合。「刺繍」はその細かさと根気を想うと、不器用な私には気が遠くなる。

 

幼稚園バッグはそんな「おば」によるモノ。当時は大きく、大人になって「こんなに小さかったのか」と感じた。使うこともなく、ただしまわれているだけ。時々、その手仕事を眺めて懐かしんでいたけれど、「で、どう?」の心の声。

「カバン」としてこの先使うことはないだろう。年月の経過によるシミ汚れや傷みも気になる。でも整理(この場合、処分)はできない。葛藤する。「これはぁ~、おもいでだからぁ~」だ。

 

「ただ、しまう」に自分の中で疑問が生まれ、どうにかして、違う形でもいいから「持つことを楽しみたい」と思った。そうしたら、ハサミを入れていました。刺繍部分がうまく額におさまって、私の部屋に「インテリア」として飾れるようになった。母の友人による「おけいこカバン」も同じように。

部屋が楽しくなった。私の部屋は「私」で構成していけばいいのかもしれない。

思い出のモノ、インテリアに取り込みたい!

 

 

3.「手作り」はやがて「思い出」

 

誰かが自分のために作ってくれたモノもだけれど、自分が作ったモノもやがて「思い出のモノ」となる。作った時のことが思い出となり、手放しがたいモノになっていくから。

 

大き目のクリスマスリース。友人が講師をしてくれて作ったモノ。「クリスマスリース」なのでクリスマスの時期になると飾っていたのだが、収納が厄介。かさばる、壊れやすい。

 

「季節感」気にしないことにしました。「四季折々の行事を楽しむインテリア」を推奨しておきながら。もう年がら年中、春夏秋冬、飾る。さすがに同じ友人に教わって作ったしめなわ飾りは「お正月のモノ」としているけれど、焼くことはできない。ゆうに干支は一周したくらい持ち続け、お正月には飾っている。

「思い出付き手作りなモノ」これもまたインテリア。

 

 

4.チビーズの作品は「思い出アート」

 

甥姪達、チビーズ。もはや「チビ」ではない。彼らの「顔らしき絵」も「鏡文字」も、懐かしくイトシイモノ。なんでもかんでも取ってはいないけれど、小箱に少し隠してある。チビーズ4人が後々に見つけたらおもしろいなぁと想ってもいる。

 

隠しているモノとは別に、大っぴらに飾っているモノもある。特徴をとらえた私や母の絵、キレイな文字に成長を感じる。彼らが描いたモノがリビングに、私の部屋に、母の部屋と家の中にいくつもある。

 

もう、こういうモノは増えていかないと思う。一緒に遊んだり、何かを作ったり、手をかける時間は終わったから。近しい大人として見守る、「目をかける」がはじまったかなぁと思っている。彼らの幼き日の作品が部屋を彩る。これも「インテリア」

 

 

5.まとめ

 

「インテリア」って何だろう?

スクールに通って、勉強して、資格も取って、お仕事もさせてもらっているところで分からない。特に「住まい」に興味があり、携わりたいと考えているので「ヒト・家それぞれ」だと思うと答えが出ない。

インテリアのスタイルにもいろいろあって。その成り立ち、背景、歴史などを知ると奥深く、どれも素敵だと思えてくる。

 

私、こんなことばかり書いてきたんです。その間に、読んでいただき文字で交流する方から「インテリアはスッキリした空間に遊び心ですね!」と言われたことがあります。

これがストンと私の中に落ちて、指針になっています。

 

住まいのインテリア、そこに住まうヒトが手をかけて(維持管理・掃除)、暮らしが楽しいと感じる部屋に整える。「思い出インテリア」住まいにこそ作れるインテリアだと思います。

 

(ま)

 

 

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まなみ

「思い出」は整理だけでなくインテリアにもあると思うんです。読んでいただき、ありがとうございました。