「乱暴」良くない言葉だ。
ふと「モノの持ち方」にもあるんじゃないかと思って。
「過剰なストック」も、「考えなしの買物の仕方」も、ある種「乱暴」なんじゃないかって。
そんな風に家の中にやって来たモノに対しては、扱いも「乱暴」になってやしないだろうか。これは気をつけないと!
では、いってみよう!
画像*本文とはあまり関係ないが「乱暴」からは遠い「お花」、Nちゃんからの贈り物
1.「モノを持つ」ということ
「モノの持ち方」ってむずかしい。
個人の価値観はもちろんだけど、家族構成、住まいの広さ、買物事情(お店が近くにある・なし等)も違えば、一番違うのは「暮らし方」だから。「快適」はその家に住まうヒトにしか、判断できないと思う。
訪れるヒトにも「居心地がいい」と感じさせることはあるけれど、「快適そうだ」という予想にすぎない。「モノの持ち方」って最終的には「自己判断」なのか。
2.「乱暴」に見える「モノを持つ」
「安かったから」「腐らないから」という理由だけで、収納空間をオーバーするほどの過剰なストックを持つこと。「ストック」「非常用」と言えば「持っていてもいい」になると錯覚しがち。
「腐らない」といっても「劣化」はする。
暮らし方を観察していると日用品・食料品などは「使い切る時間」が見えてくる。そこから導き出される「ストック」プラス「非常用」が「所有限度量」だ。「非常用」とは災害はもちろんだけど、病気などにより通常の買物ができなくなる状況も考慮、こんなご時世もまた。
必要なモノを安価で買うことはお得だ。「セール」も組み込んでモノを循環させることができたら、それは「すてきな奥さん」だ。(ご主人かもしれん、お姉さんかも、お兄さんかも…なんでもいいけど)
「安かったから」「腐らないから」の他に「あったら便利」「流行っているから」などもある。これらもまた「考えなし」と思われる買物の仕方で「乱暴」だと感じる。
「安かったから」ってもう「魔術」だな。平常心でなくなり、その時だけそのモノが輝いて見えて、家に持ち帰って「なんじゃこりゃ!?」
ホントに欲しかったモノが安くなってたのはラッキーだけど、買う理由の一番が「安い」という場合はそれはもう「失敗な買物」だと私は肝に銘じている。
「あったら便利」はどこか他人事のようで「どうでもいい」と感じる。「あったら便利」はたいてい「なくてもどうもない」だ。
「流行っているから」はいつまでも言ってる場合じゃないと思っている。多少はアンテナをはって取り入れるも「良し」だけど、過ぎたるはいかがか。「もう落ち着け!」な年代は注意が必要。もう流行より、「自分のモノ選び」を確立させたい。
3.「乱暴に持ち込んだモノ」の行末
「多すぎるモノ」「どうでもいいモノ」には「扱い」が、「考えなしの買物」は「お金の使い方」も乱暴になる。
日用品の消費税が上がるタイミングに、ドラッグストアで「歩くのもぼちぼち」という年配の女性が「オニのように」「山のように」ボックスティッシュを買っているのを見かけた。5箱1組を持ちきれないほど。実際にご自分では持つことができず、店員さんが手助けをしていた。支払いを終えて、どうやって持ち帰ったのだろうか。(そこまでは見届けていない)
私の心配は「余計なお世話」で、先の年配の女性のお宅では必要な量だったかもしれない。ただ「消費税が2%上がるから」「腐らないから」という理由だったとしたら…。
大きなお家で収納スペースに困らないかもしれない。居住空間を圧迫して、その状態が「危険」に感じるほどであったとしたら…。
ティッシュといえども、いつ買ったのか思い出せないモノを使うより新しいモノを使いたいな。「腐らないけど劣化はするよ~」「乱暴だよぉ~」とドラッグストアでも、他人様にまで心の声がしてしまう。
4.新たな「乱暴なモノの持ち方」
「極端にモノの少ない暮らし」もまた「乱暴だ」と感じることがある。
「片づけ」もファッションほどのスピード感はないけれど、一定周期で「流行り」というか「ブーム」みたいなのがある。今は「モノが少ない」ということに重点が置かれているよう。その様子は「加齢とともにモノを減らす」がマイテーマな私だが、違和感を覚えることが少なくない。
一緒に住まうヒト(家族)がいる場合、「大丈夫なんだろうか」と想う。「大丈夫」とは「困ることはないのか」「共感しているのだろうか」ということ。「モノを少なくする」ために、普通の家具を処分して屋外用の簡易的なモノを日常的に使うとか、寝具が寝袋だとか。はぁ~、書いているだけで腰が痛くなりそうだ。若く、健康であることが前提のような「モノの少なさ」は危うさを感じる。
5.まとめ
「モノの持ち方」最初の方に「自己判断」かと。そうだと思う。私が心配したところで「ヒトの勝手」だ。
だけど「モノの持ち方、乱暴じゃないか?」心の声で問うてみてもいいのではないかと。「あかん、あかん!なんて乱暴なっ!」踏みとどまれないだろうか。
私も気をつけたいと考えている「モノの持ち方」でした。
(ま)
「整える」の背景も考えることがあります。読んでいただき、ありがとうございました。