日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

50代のおうち箋「家用」

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モノを整理する際には、様々な「分類」をする。

「整理は分けて、分けて、分けまくれ!」だから。(要・不要からはじまる)

そんな中に「家用」(いえよう)というのがある。

「家用」それは自宅から半径500メートル以内しか行けない服だったり、家族以外には使わない(使えない)食器だったり。

その分類は「良し」なのだろうか?

では、いってみよう!

 

画像:食器は「家用」「お客さん用」が同じになった、わが家では「家族数プラス1」としている、波佐見焼、いつかの陶器市にて

 

 

 

1.「家用」(いえよう)のモノとは

 

「家用」と称されるモノは「イケテナイ・モノ」なことが多い。「ちょっと流行遅れ」とか、「ちょっと古い」とかって「ちょっと」がつく残念なモノ

家から一番近いコンビニくらいにしか行けない服、セットくずれの食器。それらは「ヒトには見られたくないモノ」で「家族ならまぁいいかってモノ」

ユーミンもそんな感じのこと、歌ってはるよね。

 

 

2.「家用」ってどうよ!?

 

「家用」が服、靴、食器…家中にあるモノ全種類にあったらどうなるのか。

それはそれは「モノまみれ」になるのではないのかな。「処分(多くの場合「捨て」)寸前のモノ」が持ちモノの中で一番多いってことにもならないか。

 

「家用」を多く持つヒトの特徴として「旬な素敵なモノ」は大事にしまい込まれている場合が多い。(私もしたけど)

もったいない!もったいない!もったいない!

段々大きくしてみました。

 

 

3.「家用」とよく似た「お客さん用」

 

「家用」に対して「お客さん用」っていう「分類」(?)もある。

「お客さん」ってそもそも誰?

「お客さん」の「頻度」は?

緊張するような「お客さん」って来る?

 

「すんごいお客さん」(形容しがたい)が来るのなら「お客さん用」も「あり」だけど普通のご家庭では「いらん」と思う。「お客さん」とは「気のおけない友人」だったり、「身内」だったりだろうから。

しかもこのご時世、もう「お客さん用」という分類は消滅しそうだ。

 

 

4.「家用」「お客さん用」はいらない

 

「“旬の素敵なモノ”を自分(家族)でバンバン使いましょう!」

太くて大きい赤字にしてみました。

「家用」「お客さん用」などと分けなければ、モノはより厳選されて少なくもなる。厳選された素敵なモノで日々を暮らす方が、気持ちが豊かになるような気がする。

「家用」「お客さん用」って分類、やめてみませんか。

 



5.「ナンチャラ用」の見直し

 

モノが多いというヒトは、とかく「専用」にしがち。

そんなことを書く私も身に覚えがありまくり。いちいち「ナンチャラ用」って。「家用」とした服なんて、よれよれ、クタクタなモノが多い。「半径500メートル以内」どころか家から一歩も出られないってモノもあった。着古した結果、本人には抜群の着心地なんだけど、「情けなくなる」「みすぼらしい」と身内(母だけど)にさえ言われるようでは「どうよ!?」だ。

 

モノを持つことを見直す暮らしの中で洋服について「半径500メートル以内にしか行けない家用」は、「1キロ以内は行ける」となり、やがて「最寄り駅くらいまでは行ける」ついには「お茶しない~と誘われてもすぐに出かけることができる」までになった。

 

このご時世にまた「家用」は登場した。それは着古したモノではなく、家事がしやすく、くつろぎやすい、新しいモノ。シーズン中、2~3着を着たおす勢い。「使い切る」スピードアップを心がけている。

食器は「普段用」としているモノがあるけれど、使用頻度が高く、デザインなども一番気に入っているモノと言える。

もうたくさんの「ナンチャラ用」はいらない。

 

 

6.80代の「病院用」

 

ここのところ、「外出」は「ほぼ通院だけ」という母。

こんなご時世になる少し前から「病院用のカバン」を決めている。「服に合わせてカバンを換えたい派」なのだが、支度に手間取ったり、忘れモノをしたりするようになった。忙しなかったり、あせったりの様子に「病院用を決めちゃえば!」と言ってみたところ、あっさり「そうね」と。

 

「病院にいつもの財布を持って行きたくない」

「書類は折らずにクリアファイルに入れて持ちたい」

「もらったお薬も入れたい」

 

提案(?)してみると、要望は出てくる、出てくる。(あくまでも母の要望)

カバンだけでなく、「病院用の財布」も決まった。病院に行く際に必要なモノ一式をひとまとめ。お薬手帳も忘れることはなくなった。

年長者のこういう「専用」は悪くないなと気づかされる。

 

 

7.まとめ

 

「専用」は「分類」を増やしてしまう。

その中で「家用」と呼ぶモノはなんともイケテナイと感じる。モノとして「2軍」いや「3軍」なのか、「処分一歩手前」なのかと思ってしまう。

「イケテル家用」がいいな。それはきっと「お客さん用」としているモノ。

ドンドン、使っちゃえーーーーー!

大きくしてみました。

 

「お惣菜を買って来ても、ちゃんとお皿に盛り直そうね」わが家ルール。

2人暮らしでは作るのがめんどくさい、さぼりたい時にはお惣菜を買うこともある。(冷凍食品やフリーズドライ食品も最近のは美味しいぞ)「ていねい」からはほど遠い「ずぼらな暮らし」なんだけど、ルールは厳守している。どこまでも「ずぼら」はどこかで「イケテナイ」と思っているのかも。

 

自分や家族が持っているモノの中で「残念なモノ」を使うってどうなんだろう。なんだかなぁと思う。「家用」が「残念なモノ」にならないようにするだけで、モノの「整理」は加速するはず。

「ナンチャラ用」(専用)の中で「家用」は要注意。

 

(ま)

 

 

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まなみ

「 素敵な家用」は大歓迎!読んでいただき、ありがとうございました。