日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

「元気」が前提

今夏、ちょっと壊れて(?)いた時の気づき。

家のこととか、外出とか、予定とか。(とか、多め)

すべて「元気」であってこそ。

今朝のお隣さんとのベランダおしゃべりもまじえて、書いてみる。

では、いってみよう!

 

画像:いつかの空、すごいビックリして撮る、カーペットみたいだと50代、雲のじゅうたんと80代、どっかで聞いたぞ、昔のドラマ名だった、この日は雲の画像をいっぱい見かけた、秋空

 

家のこと(家事)

 

80代の母との暮らしでは、日常の家事をほぼ私が担っている。

母より年上のご近所さんに「あなた、何もしてないじゃない。もうちょっと、何かしなさい。」と母は言われたことがあるくらい。母は笑ってごまかしていたっけ。

私は別に気にしちゃいなかった。長年、母が全てを担っていたわけだし、女2人暮らしの家事なんぞ、大したこっちゃない。

 

「親の背中を見て育つ」と言うが、「子の背中を見て覚える」もあるかと。

整理収納、掃除、家の中の交通整理のようなことに興味があり、意欲的な娘に感化されたのだろう。いつしか、母も通りすがりや私の不調な時には代わりにしてくれている。「私がやって当たり前」みたいになってはいない。そこはとても、心地いい。

 

今夏、使いものにならない私に代わり、母が家事を担った。洗濯物を干す・取り入れるだけは、母には危なげなためヨロヨロながら私が頑張った。もう、これだけしかしていなかったくらい。

掃除は目をつむった。少し気分のいい日に、小型掃除機をかけたり、気になるところを拭いたり。キッチンや洗面所などの水周り、モノの片づけは母によってされていて、部屋が乱雑になるということはなかった。

 

 

外出のこと

 

無理だった~。身支度がまず、できない。

一番近い外出(これは家事か?)である、ゴミ捨てすら。

近居な末弟家族が、ゴミ捨て、買物を手伝ってくれた。

壊れて(もうこの表現でいくわね)いる間に、髪は伸び、白髪まみれ。自分で髪を切って、染めている。これをする気力がないので「外出」のハードルの高いことといったら。

回復の兆しが見えた頃、洗面所で髪を切った。白髪染めは母が手伝ってくれてなんとか。

こうしてやっと、バスに乗ってご近所デパートへ出かけられた。友の会の会費が納められていない気がかりの解消。

 

 

予定のこと

 

いろんな予定があった。とりあえず、全キャン。(全部キャンセル)

私の予定は目途をつけるも、母の予定をどうするか。病院への付き添いだ。1人では行かせられない。(歩行に補助が必要)

暑さが厳しいので前回より日にちをあけての予約だったため、さらに延期はよろしくない。

都合のついた上弟に来てもらうことにした。遠方からわざわざと思ったが、「弟達は母の状況はもちろん、主治医も知らないんじゃね?それでいいのか?」とも思った。病院の日までに私がよくなったら行けるだろうし、少し先のことだったが弟が行ってくれると決まったら安心した。

 

 

お隣さん

 

「おはようございます~」久しぶりにベランダで声をかけられた。お隣さんだ。

私が壊れていたせいもあるが、隣なのに長らく会わなかった。なんと骨折して入院、退院後も家で安静にしていたとか。ちょうど、私が壊れていた時期とかさなる。

「どうやって骨折したの?」と訊いたところ、台風の日に窓を開けて眠っていて強風で家の中のドアがすごい音を立て、驚いて飛び起きた衝撃だったそう。

お医者さんも驚く複雑な骨折で家事はもちろん、暮らしがままならぬ状態にため息をつかれていた。

「何事も急いだらあかんよぉ~。何でもぼちぼちせな~。」お隣さんと同じ干支、一回り上の母が先輩のように話していた。

食料品や日用品をほぼ「個配」(生協さんと、百貨店系の2社)でまかなうわが家の買物方法にも興味が出たようで、色々と訊かれた。

 

 

まとめ

 

普段なら、何でもないことばかり。でも「元気」って当たり前じゃないんだなぁ。

年齢が若いから元気ってわけでもないし、ある日突然ままならぬ事態になることもある。

家事、外出、予定も「元気であってこそ」

お隣さんは普段、どこまでも歩いていく。買物も、近頃通いはじめた歯医者さんも「徒歩」だ。それが家から駐車場まで車椅子が欲しい。管理事務所(マンションで所有、貸出し可)で借りられてよかったと。マンション内にはスロープやあちこちに手すりがあるのもよかったと。元気な時は分からなかったと。

「徒歩」で決めた歯医者さん、これまでの買物の仕方、どうしたものかと悩まれてもいた。

 

母のことで、色々私がすることを何とも思わなかった。息子達(弟達)と娘(私だけど)では親に対してできることが違うと考えていたから。

だけど今回のことで、私は本当は自分一人で背負っていると感じていたのかもしれないと気づいた。「私がしんどい時は代わってね」言いたかったのだと思う。言えた。

結局、弟が前日から泊りがけでやって来て、母の病院に付き添い、私を食事と買物へ連れ出した。ぼさぼさの白髪頭だったが、私にとってはこの日が外出のリハビリになった。

 

そもそもの気質と更年期という時期が重なって、グダグダな夏だった。急に涼しくなって、私も復調と言える感じ。

「元気」の大切さと、ありがたさをしみじみ。

 

 

(ま)

 

 

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まなみ

夏バテだったのかなぁ。皆さんは大丈夫?お隣さんの話にビックリして、「元気」についてお送り(?)しました!