日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

率と、買わないのが得【買わないのが得・編】

昨日の続き。

生まれは九州なのに、バリバリの大阪のおっちゃんな父に「率」を。

ほぼ「大阪で生まれた女」(戦時中・岡山に疎開、結婚前に少し奈良に居住する期間あり)の母には「買わないのが得」と。

「買う」ことについての「すり込み」

若かりし日の私は「率」に傾倒していたように思う。

「加齢と共にモノを減らす」がマイ目標になってからは「買わないのが得」を実感。

さて「買わないのが得」の話をしてみましょう。

では、いってみよう!

 

画像:私の財布セット、本文に合う画像が分からんので財布を撮ってみた、友人には「エルメスセット」と呼ばれている、色がね、祝300記事

 

よかったら先にこちらを ↓↓↓

 

kogireido.hatenablog.com

 

母の言うことには

 

父に促されて、私に仕事中電話してきた母なのに、母はちょっと違う。

「率、命!」な亡父はお店の広告を眺めまくり、数字をインプット。

スーパーでレジをしてもらっている間なのか、母が買っていくモノを見ながらなのかは今となっては分からないけど、レジより先に一円単位まで正確に合計金額をたたき出していた。

子供の頃は不思議でしょうがなくて訊いてみたら、「頭の中にそろばんがある」と言っていたっけ。

母は「要るモノは要るから、チラシを一生懸命観てもしょうがない」と言う。

だけど夫である父の「率」にちょいちょい惑わされた。

後になって、「お父さんが店員さんより勧めるから、買ってしまった~」とぼやくこと度々。

「率」との戦いは、負け気味だったよう。

 

 

ポイ活に冷ややかなコギレイ堂

 

私達がポイントやセールに対して冷ややかであるとお気づきな方、毎度ありがとうございます。読み込んでいただいていると感激します。

ミニマリストの買物」とか「買物マラソン報告」とか(とか、多め)、「何なん!?」と思ってしまう。

私はミニマリストではないし、なりたいとも思ってはいない。ただ自分の体力・気力・記憶力に合わせたモノを持ちたいと考える所以の「加齢と共にモノを減らす」なだけ。

その結果として「なかなか買えない」という事態になっており、私の上を行くモノに対するシコウ(思考・志向・嗜好)が強いと思われるミニマリストさんが「こんなの買いましたぁ~」みたいなのは「???」と?がいっぱいになるのだ。

「買物マラソン」も「そんなんするなら、ほんまに走れ!」と思ってしまうくらいだ。

ごめんね、ランナーの方には毒々しくて。

 

こちらのゆみちゃんの名文もどうぞ ↓↓↓

 

 

kogireido.hatenablog.com

 

 

「買わないのが得」はパワーワード

 

なかなか買えないけれど、買わない主義ではない。

若い頃ほどではないけれど、流行のモノも、新しいモノも気になる。

「何か素敵なモノはないかな」と心は枯れちゃいない。(枯れ?)

こんなにモノを持つことについて小うるさいほど書いているのに、なんたることかと自分で思う。

同時に母が言う「買わないのが得」という幻聴がする。

ゆみちゃんも時々うちの母の言葉を思い出すことがあるそうで、何かを買おうかという相談をしていて「買わないのが得!!!」と2人で笑うことも。

こうして率のいいセール品、たくさんのポイントにも惑わされなくなった。

「本当に欲しいモノが安かったはラッキー」ということだ。

安さやポイントが一番では「買わないのが得」が納得のパワーワード

 

 

買物マラソンランナーがいた!

 

身近にはいなくて、「どんなヒトなんだろう?」とコギレイ堂ランチタイムの話題になることしばしば。

ところがどっこい!

いた!しかも身内!血がつながっている!実弟だ。

その事実が発覚した時、笑った、笑った!

「ゆみちゃん、いたよぉ~~~、ここにぃ~~~、しかも弟~~~!」心の声は叫び声。

弟は「買い回り」と聞き慣れぬ言葉を言った。

「買い回り~~~???」と聞き返す私に、延々と説明してくれる。

耳に入らないくらいおかしい、笑いが止まらない。

「こないだは同僚のゴルフクラブまで、探したった!」と得意気ですら。

こいつは、「率」を完全100%すり込まれたのだろう。

父とは似たところがまったくないと思っていたが、なんたること。

「買わないのが得」という思考は微塵も感じられない。

 

 

買い回るヒトとの買物

 

買い回るヒト(上弟だけど)は、何やらたくさんのポイントを所有。

それでわが家のテレビを買い替えてくれると言う。

ネットで買い回りたかったようだが、買ってもらうくせに「実物を観て買いたい」とか「今のをちゃんと処分してほしい」とか言う母と姉(私だけど)を連れて家電量販店へ。そもそも家電を観たり、買ったりするのが好きらしく、好きでもなくできれば買いたくもない母と私に独身時代からいろいろとあてがってくれている。

 

そんな弟と母との買物は何年ぶりだろうという感じ。盆暮れ正月に帰ってきても、ワイワイしていて、ろくに話もできない。子供達も手が離れ、暇そうだ。彼史上最高に太っている。「あんた、子守りが済んだらばばぁ(母・自分のこと)守りもしてよぉ~」と母。

「しんどなってから来てもらうより、こうしてまだ元気なうちにちょいちょい来て~、ほんでどこか連れて行って~」とも言っていた。病院に付き添ってもらい(いつもは私だけど)、お好み焼きを食べに行き、テレビを新しくしてもらう。誕生日と母の日と敬老の日をごっちゃにしたようなスペシャルな日になったと思われて、ちょっとしんどい日々だった母と私の気分転換になった。

 

わぁ、2000文字をまた余裕で超えた~~~。なんだか私的な話が多く日記みたいだ。ブログとはそんなもの。そして整え話も私的要素満載よ。

 

やっぱり、買わないのが得?

 

いつだったか、買い回るヒト(上弟だけど)から不意にチョコレートが届いた。

これが何やらそのマラソン中にゲットしたモノらしかった。

私は買い回らないし、ポイントやマラソンを気にして暮らしてはいない。

なのに、その「恩恵」は受けていたらしい。

テレビは新しくなったし、買おうとしていた食品は「今度の買い回りで買ってやる」と言われた。家電量販店へ行った際についでに観ていたモノがあり、それも「探して送ってやる」と言われた。

「買わないのが得???」母とこっそり笑う。弟には聞こえないように。

現金払いの処分費用だけを支払い、大きく色鮮やかになったテレビを「キレイだね~~~」母と観ている。

テレビを買う際の店員さんとのかけ引きが「やっぱり、大阪はおもろい!」と弟は楽し気だった。リアルな買物の良さやね。私も「大阪のおばちゃん」を発揮して、淡々と値切った。「こっちの値段の方が好きやわぁ~、近づけてぇ~」とかなんとか。

「率」もちゃんと、私の中にある。

 

「率」「買わないのが得」両親の「買う」への教え。

半世紀以上の時を経て、私はどちらも理解しつつあるが、上弟には「率」だけがしみ込んでいるようだ。

ありがとう>買い回るヒト

「買物マラソンより、ほんまにちょっと走って痩せた方がいいよ」も一応言っておいた。

 

(ま)

 

 

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まなみ

違う意味で、買物マラソンの日程が気になるようになってしまいました。ハハハと笑ってごまかしておこう。