「整理のあかさたな」「収納のまみむめも」ときて、
「片づけのかきくけこ」
「どうよ!?」な心の声
あっさり、さっぱり、簡潔に言い当てることができないものだろうか。
「片づけが苦手だな」と感じているヒトに、気負わず楽しく「整えたい」と思ってもらえないだろうか。そう考えるのです。
では、いってみよう!
画像:「私のミニチュアコレクション」より。収納と作業ができる、子供達には最強家具。部屋の前にこれで整理収納が学べる!
1.か…かわない(買わない)
非買運動ではありません。
「どうもわが家はモノが多くて片づけづらいなぁ」と思うなら、しばらく「買わないでみる」
私自身も「食品や日用品の循環が悪いなぁ」と感じる時期におこなう。
年末年始には食品が多くなるので、だいたい2月は「買わないでみるキャンペーン」を実施。これはモノはもちろん、家計も整理される。一石二鳥!
また片づけようとして、先に「収納するモノ」を買いに走るのは違う。
「収納するモノ」を揃えることに一生懸命になったり、出費を増やしたりは本末転倒。
「収納するモノもモノやで」(私の口癖、書き癖)
片づける前にモノを増やしてどうする!?
「収納するモノを先に買わない」お忘れなく。
2.き…きめる(決める)
まずは「部屋」を何に使うかということ。「部屋割り」かな。
使わないモノを押し込んだ部屋はあるのに、思春期のお子さんの部屋やお父さんが在宅ワークをするスペースもないってお家「あるある」だと思う。
これはもう、もったいないの極み。部屋はモノのためにあるわけじゃないから。
家族構成、家の大きさ、ライフスタイル、みんな違う。自分の家を、自分たちでどう使いたいか。それを決めることがスタート地点。
次に「収納空間」
押入れやクローゼット、物入など既存の収納空間をまずは最大限活用する。
個室に割り当てられた部屋にある収納空間は、そのヒトが必要なモノを収めるのがベスト。家族と言えど、誰かがちょいちょい自分の部屋にモノを取りに来るってどう!?
「収納が足りない」ってよく聞くけれど、最近の住まいには何らかの収納空間が部屋ごとにある。足らずは「家具」で補えばいい。
でも「収納するためだけの家具」は「ヒトのための空間を減らす」ということを忘れないでほしい。インテリア性や利便性があったり、間に合わせではなく長く使えそうなモノを選んだり、「家具は暮らしを彩るモノ」をと強く思う。
最後は「モノ」
「部屋」「収納空間」が決まれば、後は「モノ」を決めるだけ。
これが短文で伝えるには難しいのだけれど、「トンチンカンでなければいい」
●個人のモノは個室に、共用のモノは共用空間に収める。
●必要な場所で、必要なモノをわかりやすく収める。
「モノの場所が定まらない」のは部屋の使い方が曖昧だったり、家の中での「個」と「共」がごちゃ混ぜになったりするから。日中、リビングなどの共用空間に私物を持ち込んだとして、「1日の終わりには片づける」などの「わが家ルール」もあればいい。
3.く…くぎる(区切る)
「収納空間」は無駄なく活かしたい。
スペース的なことだと思われがちだが、部屋で快適に過ごすためのモノの場所として。
使い勝手や安全性を考えて、高さ・奥行き・幅に合わせて「ええ場所」を作っていく。
これが「区切る」
「収納はパズルみたい」と言うけれど、「モノの大きさでのパズル」ではなく、ヒトが動きやすい「行動のパズル」でよろしく。
4.け…けいそくする(計測する)
また書く。「収納するモノ」を適当に買ってはいけない。
たとえ¥100かごであろうとも、目的・使いたい場所に合ったモノとなれば細かな寸法が必要になる。ちゃんと、測ってくださいな。
モノの寸法だけでなく、日用品や食品の使い切る日数も計って。
「トイレットペーパーは1ヶ月ではこれくらいいるなぁ」とか。
目安が分かっていれば過剰なストックや食品ロスにはならない。
「なんぞの時」に備えつつ、計測してモノを循環させることを意識したい。
5.こ…こだわらない
1人暮らしの方にはマイルールでいいかもしれない。
一緒に住まうヒトがいる場合「1人よがりにならないで」と思う。
誰か1人だけの「ルール」とか「好み」とか、どうも…心配になる。
情報盛りだくさんの世の中で「本に書いてあったから」「SNSで流行っているから」と、やってみたところでできなくても落ち込む必要はない。
そのヒト(ご家族)にピッタリなやり方が他にきっとあるはず。ただ「合わなかった」だけだから。
「こだわらない」と言ったけれど、「そこに住まうヒトみんなに」ということにはこだわって欲しい。何事もそうだと思うけれど固執せず臨機応変に。
6.まとめ
そもそも「片づけ」ってめんどくさい。
ゆる~り「かきくけこ」でいかがでしょう?
気負わず継続できたらいい「片づけ」
「片づけ」という言葉には日常のこまかな「後片づけ」だけでなく、「整理」「収納」「整頓」「掃除」まで含まれているように思います。
一緒くたにするからややこしい。
この「かきくけこ」も「やや一緒くた」になっているけど、住まいを「片づけたい」「整えたい」と思った時に「そういえば…」と思い出していただけたらサイワイ。
(ま)
片づけは「家の中の交通整理」ではないかと思います。読んでいただき、ありがとうございました。