日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

「備える」最近増えたモノ その1

じわりじわりと、「備えるモノ」が増えている。

「加齢と共にモノを減らす」というマイ目標の元、空いたスペースには「備えるモノ」が収まっているといっても過言ではない。

食品や日用品はローリングストックを心がけている。

「それで大丈夫か?」という気もして、「そのまま食せるモノ」「水(または湯)を追加するだけで食せるモノ」が増えつつある。

普段のモノの整理において「あったら便利」はNGワードなのに、「備えるモノ」になるとOKになりがち。

あぁ、難しい。

では、いってみよう!

 

画像:「備える」の一環の飲み物、ローリングストッ

 

備える「日数」

 

飲料水「1人、1日3リットル」

もう呪文か合言葉かというくらい。周知されたのではないだろうか。

これを「3日分」と聞くと「え~、足りるかぁ?」と心の声のツッコミ。

わが家があるマンションの自治会傘下に「自主防犯・防災委員会」なるものがある。各フロアー1名輪番制で、今年あたっている。

この前のお当番は10年前になるのだが、その時の勉強会で「3日と言われていますが1週間は備えてください。本当は2週間と申し上げたいくらいです!」講師でいらしたその道のプロの方がおっしゃった。

この時から「3日は当然、1週間分は普通、2週間を目指す」

10年前に、私の中で「備える日数」が決まった。

 

 

「水」のこと

 

飲料水は2リットルのモノを、普段から使いながらストック。

3ケースは必ずあるようにしていて、4ケース目が使いかけという感じ。

24本(48リットル)ある時もあれば、18本(36リットル)しかない時も。

「1日、1人3リットル」法則に則ると「2人」では「1週間」くらい。

なかなか「2週間」に達することができない。

 

最近2リットルのペットボトルの扱いが「重い」と感じる。

また一度開封すると冷蔵庫保管できる時はいいが、常温保存には不安がある。

「小さいのも買わない?」

ラベルレスな500ミリリットルくらいのモノ(画像のモノは410ミリリットル)を見つけたので1箱買ってみた。

外出時にも便利で、この度の台風に備え、冷凍もしやすかった。

小さいボトルのモノを追加することにしよう。

 

「飲料水以外」にも「水」は必要と思われる。

2リットルのペットボトルが空になると、チマチマと「水道水」を詰めている。

はじめは6本だったのに、災害が起こる度に増えて今は15本。30リットルだ。

これは植木の水やりや掃除に使いながら循環させている。

ペットボトルのふたに番号を書く地味な管理。

 

 

「飲み物」のこと

 

「水ばかりじゃなくてもいいんじゃない?」

戦時中に疎開経験のある母が言う。(終戦時6歳だったそう)

「1日、1人3リットル」は「全部、水」と考えていた私には目からうろこ。

「ジュースとか、お茶とかでもいいんじゃない?」と。

コーヒーや紅茶、カルピスもあれば、鉄分やコラーゲンを補うモノ、豆乳、野菜ジュースといろんなモノが普段からある。200ミリリットルは「一度には多い」と感じるので少なめの量のモノがいいんだけど。紙パックが中心。

「大小のペットボトルの水」「飲み物」あわせれば、「2週間」に届きそうだ。

 

 

「食べ物」のこと

 

基本「ローリングストック」

普段食べているモノを多めに持ち、食しながら買い足していく。

「それだけで大丈夫か?」という不安があり、実はコソコソと「アルファ化米」「缶詰めパン」「そのままお汁粉(これもアルファ化)」などを買い集めていた。

「コソコソと」というのは、母の「そんなのいる?美味しくないんじゃない?」という顔(決して言わない)が思い浮かぶから。

 

「カセットコンロとガスボンベ」これらは「必須」と言われる。

わが家にもあったのだが、普段使いすることがないまま年月が過ぎた。

どちらも目安となる使用年数を過ぎてしまい、処分した。中身の入ったガスボンベの処分には迷い、調べ、市の特定日・回収場所へ持参した。処分に「手間暇」がかかった。

それから新しいモノを揃える気になれない。余震が続く中や暗闇での使用は危険だろうとも想う。比較的落ち着いてから使えるモノなのかな。

そんなこともあって、必須アイテムの「カセットコンロとガスボンベ」なしでわが家は乗り切りたい。

近頃では「コソコソ」ではなく堂々と「普段は食べないが備えたい食べ物」も集めている。

 

 

「トイレ」のこと

 

何かで「出すは待ったなし」と読んだ。

つまりは「食べる」は我慢できたとして、「排泄」はそうはいかないということ。

目安となる記事を探すと「1人1日5回」で計算されている。

私、もっと行く。80代の母は軽く10回以上行く。

数年に渡りコツコツ増やしてきた数では1週間もたない。

「停電=断水」なマンション住まいなこともあり、「トイレ」に関する心配は強い。

この度100回分増やしたが、「当日出荷」予定が「10月」にいつのまにかなっていた。凝固剤だけでなく、代用品も考えようと紙おむつも用意した。

「もうすぐ、どうせ使うしね~」母はシュールに笑う。ただ持っているだけであってほしいモノだ。

周辺グッズとしてゴミ袋(黒いモノ、におわないモノなど)や使い捨て手袋(後始末時に使用)も回数分用意している。(密閉できるゴミ箱も欲しい)

地震10秒診断」によると、わが家のある地域は「断水日数32日」と出る。

最近この日数を知り、「2週間じゃないんかーい」の心の声。まだまだ足りない。

モノによって「備える日数の違い」があるのだ。

 

 

その1*まとめ

 

長くなりそうなので、「その1」とします。

あくまでわが家に合わせた、私の考え方によるものです。

どなたかの参考になればうれしいですし、私の「覚え書き」も兼ねて。

 

命が助かり、住まいも無事で、その後80代の母とライフラインや物流が不安定な中で「在宅避難」をすると仮定しての「備える」です。

実際のところどうなるかは分かりません。

モノがあれば安心というわけではないですが、たちまち困ることのないようにはしておきたいと思うのです。

過ぎたるは家計も収納場所も圧迫するし、劣化もさせてしまうかもしれない。

そう考えると、やみくもに増やすこともできず。

賢く「備える」をしたいものです。

 

(ま)

 

 

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まなみ

明日「その2」を書きます~!あっ、先日の記事を「きょうのはてなブログ」で紹介していただきました!多くの方に読んでいただき、ありがとうございました。