今週のお題「あまい」
いつもいつも考えているわけではないけれど、
常に頭の隅っこにはある。それは、
もしも、災害に遭った時どうするのか、ということ。
防災については、普段からまなみちゃんとよく話題に上がるし
家族ともたびたび「もしものときについて」は話す。
それでもまだ不安はある。
備えているつもり。
「不安」には「備えること」しかできない。
在宅避難を想定して
水道・ガス・電気などのインフラが止まり
復旧するまでのしばらくの間、どうやって過ごすのかという想像する。
必要なものは水、簡易トイレ、カセットコンロ、食料、などなど
備えてはいるし、定期的に点検している…いや、しているつもりだった。
これがあまかった。
1 カセットコンロ
ガスと電気が止まってしまった中で
絶対に役に立つだろうということで、備蓄している。こちら2代目。
我が家は、普段お鍋料理をする時にはテーブルコンロを使うので
(ガスコックからガスコードをつないで使うタイプね)
カセットコンロはあくまで防災グッズという認識で
もしもの時のためにと大事に保管していた。
むしろ「コンロはこれで大丈夫!」と安心したのか、
箱を開封すらしていなかったというのがほんとのところ…
カセットボンベは6本をストック。
こちらには使用期限がある(7年)のを知っていたので、
それについては気にかけてチェックしていた。
先日、備蓄品である水のペットボトルを入れ替えていた。
水も賞味期限があるので定期的に見ている。
その時、ふとカセットコンロとボンベに目が留まり、
この一本のカセットボンベで一体どのくらいの調理ができるのか
知っておくのも大事だね、ということになった。
カセットコンロの箱を開けてみた。
もっと早く開けてみるべきだったなぁと痛感したのは
説明書と一緒に入っていた一枚の紙を見た時。
紙に書かれていた内容は、
『カセットボンベの挿入口には、ガス漏れを防ぐために
Oリングというゴムパッキンがついていて、
これについては使用頻度に関わらず、経年劣化する部分なのだ』ということ。
メーカーは10年を目安に買い替えることを推奨されていた。
我が家のは2017年製。なんと、あと4年の使用が目安だった。
知らなかった。そして、
このまま何年も未使用のまま
買い替え推奨の10年目を迎えてしまっていたかもしれないということに
この時気付いた。
2 カセットボンベ
カセットボンベについては災害時に一週間で何本必要になるかの試算が
イタワニのホームページに書かれている。
必要な本数の目安が冬と夏では違う。
水温が違うのだから当たり前のことなのだけど
やっぱりこの視点も私には欠けていて(6本しか備えてなかった)
追加で買っておこうと、ここにも新たな気付きがあった。
その夜は、このカセットコンロを使って夫とお鍋をした。
カセットボンベのガスを30分ほど使った。
カセットボンベは強火で一時間使えるらしいけど
災害時にはもっと効率的に使うことになるのだろう。
次は試しにご飯を炊いてみようと思う。
3 まとめ
もしもの時にお湯を沸かすことができるのって、
きっととても心強いことなのだろうと想像する。
温かいお茶を飲んだり、炊飯したり、レトルト食品を温めたり。
熱湯で何かを消毒することもできるし、
お風呂に入れなくてもお湯で身体を流したり拭いたりできるのだ。
もちろん、灯りにもなるし、暖をとることも。
災害時の備蓄品として特別なものとして考えるだけでなく、
平時に実際に使ってみるって大事だねと、改めて思った。
使ってみることで初めてわかることがある。
備えただけで安心、ではないのだと。
食料や水はローリングして使っていても
他のものはどう?劣化していないかな?広げてみる、点検してみる。
ライト類も時々オンオフして、電池は大丈夫?ちゃんと点灯するか調べる。
今回気付いた備蓄に関しての新しい視点。
また、気を引き締めないとと思っている。
4 おまけ
電池で使えるモバイルバッテリーも2台分新調。
メーカーをあえて揃えなかったのは、リスクヘッジとして。
スマホはインフラのひとつ。
連絡を取ったり情報を得たり、真っ暗の中で光も得られるし
とにかく災害時でもなくてはならないもののひとつだから。
久しぶりなのに暑苦しい記事を書いてしまった。
でも大事なこと。
………………………………………………………………………………
過去にも防災についての考えを書いています。
まなみちゃんのも、ぜひ。
(ゆ)