日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

50代の整理収納*使い切る時間

「整理収納」に悩むのは「数」なことが多い。

自分自身や家族が維持管理しやすい量はどのくらいなのか。

ストックを考える時、その「根拠」「目安」みたいなものが分かると、適度なモノの「数」を見出せるのではないかと思います。

日頃何気なく使っているモノ、どれくらいの時間で使い切っているかご存じですか?

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まなみ

ささやかなモノでもどのくらいの時間で使い切るか分かると必要量の目安になります!

 

1.「使い切る時間」を計ってみる

トイレットペーパー1ロール、何日で使い終わるだろう。私、あんまり考えたことがありませんでした。母、即答します。80代になっても数字の強さ、衰えません。

「ではシャンプーは?」「洗剤は?」「化粧水は?」日用品等、使い始めを表記して計ってみることにしました。

 

だいたいの「わが家の使い切る時間」が見えてきます。これは単に「ふぅ~~~ん、そんなものなの」ということで終わらせてはいけない。活かしましょ、モノを持つことに、整理することに、そして収納に悩まないために!

 

 

2.ストックの目安になる「使い切る時間」

ストックについて、ゆみちゃんとよく話題になります。どんなモノを、どれだけ、どこに、と話は尽きず正解も結論も出せません。

特に「どれだけ」、つまりは「数」については悩みどころです。必要なモノは同じでもその「数」は各々違う。過量にならない数を見出すために「使い切る時間」の計測は有効でした。

例えばあるモノについて「ストック量を2週間分」としたら、「わが家の適正数」がなんとなく見えてくるからです。

 

 

3.ストック量は「使い切る時間」から考える

買物事情(お店が近いとか、遠いとか)、収納空間の大きさ(「大きいからたくさん」というのはほどほどに)、災害時等のことも考慮します。事件により外出を控えるということがあったり、コロナ禍という想像もできなかった事態に遭遇したりする今、「なんぞの時」がいつ来るか分かりません。物流が不安定になることも、もう何度も経験しましたから「なくなってから買う」という思考にはなれずにいます。

 

 

4.「使い切る」と「循環させる」

「使い切る」ことの他に、「循環」を心がけています。食品はもちろん、日用品も使いながら買い足します。循環させることを意識して使い切る。無駄に、適当に買うことがなくなりました。

食品や日用品等、比較的早いスピードで使い切ることができます。衣類等にもこの考え方をすると、そうそう簡単に増やすことができなくなりました。

「今持っているモノも使い切れるかどうか…」とたくさんのモノを持つより、少ない数で循環させて新しいモノを着ている・使っている方が楽しいかなぁと考えるようになったからです。

 

 

5.「捨てる」より「使い切る」

「捨て大会」をして片づけたはずなのに、リバウンド。ダイエットと片づけはよく似ています。ただ「捨てる」をしたところで、また同じようなモノの持ち込み方をしていたら同じような家の状態になる。

「使い切る」前に

  • 使用・消費期限が切れてしまう
  • 劣化してしまう
  • 飽きてしまう
  • 存在を忘れてしまう

そうなっては「モノ」はもちろん「時間」も「お金」も「もったいない」です。「空間」(部屋・家)、「人」も。

「捨てる」を繰り返すより、「使い切る」を意識した方がいろんなことが整っていくように思います。

 

 

6.【まとめ】50代の整理収納*使い切る時間

もういろんな整理収納を見たり聞いたりしたでしょう。片づけ本が積み重なっていて、「やる気はあるんだけど」という方も多いかと。

私もノウハウに、道具に頼った時期があります。でも長続きしなかったり、わが家には合わなかったり。

結局のところ「心意気だな」(カテゴリーにもあります)と考えています。

 

捨てるなら「使い切って捨てる」

そうありたい。その時間が長いのは大変そう。いや、家具とか近しい人から譲り受けたモノとか長く使い続けたいモノもある。そういうモノがあることは心を豊かにすると思っています。手入れをしながら、使うこと・持つことを楽しむ暮らしをおくりたい。

そんなモノはきっと少し。それ以外のモノに圧迫されたり、振り回されたり(整理収納に悩むこと)はもういいかなぁ。

 

物入れの一角に捨てられずにいた私物がいろいろありました。それは「これからも持つモノ」と考えていたのに少しずつ減り、代わりになんでもない日用品を置くスペースになっています。「なんでもないモノ」が実は暮らしの中で必要だったり、物流が不安定で手に入らないと困ることに気がつきました。だからといって過ぎる量をため込んでは使い切る時間が長くなってしまう。

まだまだ試行錯誤で時々見誤ることもあるけれど、「使い切る時間」を目安にモノを持ちわかりやすく有効な整理収納をしたいと思います。

 

(ま)