日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

雨傘と日傘

今週のお題「夏物出し」

 

雨の日は苦手です。

でも、大人なので口にはしません。

高校生の時、日誌に「雨で制服が濡れて気持ち悪い!サイアク!」 みたいなことを書いたら、「雨に怒っているようでは、いいオトナになれませんよ」と担任の先生からお返事が。

 

笑ってしまった。いい先生だったなぁ。

そんなことを雨の日に時々思い出す。

いよいよ、いよいよ、梅雨ですね。

梅雨、やっぱり苦手。小さい声で言います。

 

 

 

 

1 傘が好きなのか嫌いなのか

雨の何が苦手って、まず、傘をさすのが嫌いだ。

傘をさして歩いているときはまだしも、雨が上がって濡れた傘を持ち歩く時が最も邪魔だなぁと思ってしまう。

折りたたみの傘なら小さくなるが、雨上がりに濡れたものをカバンに入れて、、というのがまた苦手。

なんてわがままなんだろう。

もしあの時の担任の先生がこれを読まれたら、
「成長されてませんね笑」と仰りそう。

 

ところがところが。

傘を持ち歩くのは嫌いだけど、日傘は好きなのだ。

長いのも、折り畳みも。

これはいったいどういうことだろう。

暑い日、日傘をさして歩く時間と、建物や乗り物の中で日傘を畳んで手に持つ時間なら、たいてい畳んで手に持つ時間のほうが長いだろう。

しかし不思議なことに、日傘を持ち歩くことについては「邪魔」だと思わない。

これは自分でもよくわからない。説明できない。

思い当たることと言えば、傘が濡れているか乾いているかの違いだろうか。

や、そんなことではないような気がする。

 

 

2 想い出の日傘

20代の真ん中頃から30歳手前くらいまでだろうか、当時使っていた日傘のことが忘れられない。

白い綿の生地に、白い小さな綿のリボンがいくつも縫い付けられていて

売り場で見つけたとき吸い寄せられた。

その頃、日傘というと、レースの「奥様」みたいなタイプが多く

かといってフリルふりふりの甘いタイプも苦手。

ちょうどいいころ合いのデザインはないかと探していたところだった。

見つけた白い傘は、生成りがかっていないきっぱりとした木綿の、ハンカチのような白さで、清楚でぱりっとした雰囲気と、小さいたくさんのリボン(リボン結びされていない結んだだけの)のほんの少しの甘さがとても好きなバランスだった。

お気に入りのその日傘をさして歩くと

聖子ちゃんの『白いパラソル』を口ずさみたくなった。(髪にジャスミンの花~♪)

 

結婚して出産して、久しぶりにその日傘をさそうと取り出した時、

白い綿の生地がどことなく黄ばんでいるのに気づいた。

あぁ私はもうこの日傘は似合わなくなったのだなと思った。

 

 

日傘には、紫外線を遮る とか 暑さから身を守る とか

そんな道具としての実用的な部分もあるけれど、

「夏」という季節の持つノスタルジーがあって、

それは湿り気のないほうの、私が好きな「夏」そのものだ。

雨傘は苦手だけど日傘は好き、という理由が今なんとなくわかった気がしている。

 

 

3 最近の傘事情

さて、また雨傘の話に戻る。

これまた堂々と言えることではないが、私はビニール傘を使うこともある。

ここ数年のことだけど。

言い訳をさせてもらうと、娘が外出先で雨に遭い、コンビニで買ってきたものが何本かありまして。私が買ったものではない。(言い訳がましいですね)

ビニール傘と言えば、エコではないし、間に合わせなモノの最たるものだと思うし、書いていてお恥ずかしい限り。

その一方で、ずっと、自分にとって一番好きだと思える雨傘を探している最中だからと言い訳している。それも事実。

つまり、お気に入りの傘が見つかるまでは家にあるビニール傘でいいや と極端なことを考えていたけれど、もうそれはそろそろ止めにしたいなぁと思っている。

今のシーズンは一年で一番、傘売り場が充実しているのだから、晴れた日にステキな雨傘を探しに行こうと思う。

よし、これをこの夏の私の、夏物の準備にしよう!

 

 

 

雨傘。ヒョウ柄

いつも服装がシンプルなので、小物にアニマルが新鮮。

私らしいかどうかはわからないが、嫌いではない。むしろちょっと楽しい気持ちで持っています。

実は娘のお下がり。

モデルの方がプロデュースされたものです。

素材はビニールですが、いわゆるビニール傘とは違う?かな笑 また苦しい言い訳。

あぁ、早く自分の雨傘を見つけたい。

 

 

 

 

日傘。sunmiの

色鮮やかで美しいアフリカンバティックを使ったものです。

もう7~8年使っているかな。

パン屋さん兼ギャラリーというお店で展示会があって。

ステキな柄がいっぱいあって選ぶの迷ったなぁ。

夏が近づくと、この日傘をさしてお出かけできることが嬉しくなる。

そんな日傘です。

この日傘のことも、いつか懐かしく思い出す日が来るのかな。

 

 

 

折り畳みの日傘と雨傘。

 

左のストライプは日傘。サンバリアの

完全遮光を謳っているサンバリアは、特殊な三層構造の生地が使用されていて紫外線カット率なんとなんと100%とのこと。

確かに、傘の中は外と比べて気温が低い体感。

真夏、どうしようもなく暑い日もこれがあると少し安心。

 

右、KIUの折り畳み雨傘

黒地にドットに見えますが、白い星がランダムにちりばめられています☆

骨組みがグラスファイバーなので強度と軽量化がかなっています。

とにかく軽くてコンパクトであること、それが私の折りたたみ傘に求める一番の条件です。

これなら小さいバッグにもしのばせておける。

 

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ゆみ

考えたら、傘って意外とその人を表しているのかも。私も自分が持っていて気持ちが上がって、しっくりくる雨傘を見つけたい。

 

 

 

  (ゆ)