「ものを大事にしなさい」と家でも学校でも教えられてきました。
乱暴に扱っているつもりはないのだけれど、
たくさん使った結果古くなったり傷んできたりすると、処分して
そろそろ新しいものが欲しくなります。
何でも新調するのは楽しいし、気分も一新される。
でも、それが全てではないのだなぁと自分を省みる。
「手入れをして使う」って素敵なことだな。
そういうことをきちんとできる人、信用できる と私は思います。
1 家
朝から工事の人が入り、家の1/4の外壁に、
地面から屋根までの足場が取り付けられています。
想像していたよりたくさんの金属の柱、足場取り付けは大変な作業ですね。
半日くらいで終わるとのことですが、音も大きくて
我が家は静かな住宅街の中にあるので、ご近所さんに申し訳なく。
早く終わらないかなぁと思いながら落ち着かない気持ちで過ごしています。
また別日に違う職人さんが来られて、今度は屋根に上り
いよいよ天窓(トップライト)の交換。
今付いている天窓をパカッと外して付け替えればOKというものではなく
周りの屋根を慎重にめくり、新しい天窓を取り付ける、という作業だそうです。
これまた大変。
それが終わると、また足場を解体撤去して、今回の工事は終了。
家のメンテナンスについては、時期や見極めが難しいなと感じます。
私など気楽に、「いよいよ心配になってきたら手を入れたらいいやん~」
って思ってしまうほうですが、これは良くないらしく。
外壁・屋根などはもちろん、防水や雨どいなども含めると
どこもかしこも経年による劣化は避けられない。特に風雨にさらされるところは。
だからこそ、傷む前に適切にメンテナンスすることが
結局のところ家を長持ちさせる ということになるのだろうな。
修繕計画を立てておくのは大切なことだなとつくづく思う。
だけど、工事は気を遣うし、経費もかかる。
こういうことはできるだけ少ない回数で済ませたいなぁ。これが本音。
経費といえば、5月の風物詩、固定資産税の納税通知書が届きました。
ここ数年、同じ税額だったのですが、今年少し上がっていました。
家はどんどん古くなるので価値は下がっていくけど
内訳をみると、土地の価格が上昇していたのでした。
売却する予定もないので、全く嬉しくなく、むしろ悲しい。
(ここでぼやいてしまって申し訳ないでござる)
世知辛い話になってしまいました。
手に入れたものをお手入れして長持ちさせて使うということ
身の回りのものもそうだけど、住居のような大きいものも同じですね。
手入れをすることで愛着もわいてくる。
2 靴
先日は、10年以上履いているコールハーンのローファーをお直しに出しました。
底の張替えは何度かやってもらっていたのですが、長年履いているので
かかとの上のほうの革が若干擦り切れ気味。
私はもう履きつぶすつもりだったのでさほど気にしていなかったのですが、
夫が「修理に出したほうがいいよ」と。
百貨店の中にある「シュー・リペア工房」という洒落た名前のところに出向きました。
靴の現状を丁寧に見てもらって、見積もりをしてもらって、職人さんに預けてきました。
この流れ。あぁ、家のリフォームと同じだなぁと思いました。
もう長く履いているから履きつぶしてしまおう、と考えていた自分が少し恥ずかしく。
そう、あのローファーは私の足型に合って、すごく履きやすかったのだったな。
いろいろな場所に履いて行って、思い出もいっぱいあったのだったな、と。
今は、きれいに生まれ変わるだろうローファーとのご対面を、楽しみに待っています。
まだまだ履くよ。
まなみちゃんはそういうこときちんとできるひと。
働いていた時に支給された白いパンプスを、いつも磨いていた姿。忘れられない。
天窓問題についても書いております。
(ゆ)