日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

「照明」を整える


リビングの照明が合わなくなってきた。

電球色(黄色っぽい、ヒトはキレイに食べ物は美味しそうに見えると言われる、くつろぎの明かり)で良かったのに最近はなんだか「薄暗い」と感じる。

入居時に設置したガラスを多用した照明器具が古びてきたことも気になる。

本を読んだり、手芸をしたりするのは「日没まで」みたいになっているのもいかがなものなのか。

「5月はDIY」で勢いづいて、この度「照明」を整える!

では、いってみよう!

 

画像:いつかのリビング、さよなら白熱球

 

●目次●

 

1.「あっちは、つけるな!」の呪縛

 

白熱球、9個。つけたらキレイよぉ~。でも、電気代高し!(変換したらいろんな「タカシさん」が出てきた:余談)

昭和50年代後半のモノ、そりゃそうだろう。「電気を消して回る派」だった亡父のタイトルの言葉「あっちは、つけるな!」は「お父さんに叱られる」と今でも家族は口にする。17回忌を迎えようというのに。長らく同じ空間のダイニングスペースの照明だけで暮らしてきた。

 

2.「最近はつけとるよ」な話

 

「あってもつけたらアカンってどうなの!?」いつだったか電気工事の職人さんに「電球のワット数を小さいモノに替えて使ってみては?」とアドバイスをもらい、それからはこっそりつけている。「電気をつけて回る派」の母の仕業。

ただ照明器具の古さが目立ちはじめ、掃除もしづらい。今のリビングは「日中の母部屋」でもあって、本を読んだり、手芸をしたりするには明るさが適さない。ガラスが多く使われていることも、地震の多い昨今では恐怖。

「明るい場所はどこだ?」と居場所を探すかのような現状。これは「整え時(どき)」だろう。

 

 

3.「照明器具」の移り変わり

 

「昔はこうだった」と語りたくなる近頃。許してくださいね、当方50代。変わりゆく「モノ」に順応しようとしているのです。

 

昔の照明器具「天井からぶら下がるモノ」だった。「ペンダント」と呼ばれるモノが主流。カタカナで書くとシャレているが、和室用のモノは四角くて周囲に松の木模様みたいな装飾があるなど、どこか「もっちゃり」したモノだった。今は懐かしく思うし、当時を知らない若い方が観たら「レトロでおもしろい」と感じるかもしれない。

 

現在の「ペンダント」はデザイナーモノなどで「カタカナ」が似合う。明かりを照らす範囲が均一ではないので、例えば食卓の中央にくるようになど設置する際の注意が必要だが、インテリアや生活シーンを「演出」できる。わが家も当時としてはシャレた(銅製でいい感じだったと今でも思う)「ペンダント」をつけていたが食卓の場所が固定化される不便さを感じ、設置が簡単になった「シーリング」(天井直付け)が主流になりはじめたこともあり取り替えた。

昭和50年代後半のマンション、「照明はペンダントが主流」であったためか「洋室」には照明の壁スイッチがあるものの、「和室」にはなし。現在「和室」の照明はリモコン操作のみ。(っていうか、リモコンがないとON/OFFができない。ひもがぶら下がっていないので届かないから。そういえば昔はシーリングでもひもがついたモノも売ってた!100円均一では「電気のかわいいひも」が売られてた!)…ちょっと余談、壁スイッチに歴史を感じてしまった

 

「1室1灯・シーリング」が今の主流ではないかと。スタンドブラケット(壁付け)を用いて「多灯」にすると、照明も「インテリアの一部」になりおもしろくなるんだけど。

画像:玄関ホールのブラケット照明は「鳥の巣風」(ホールというほどでもない、小さな部屋をつぶして玄関にした)

 

もういっちょ!玄関の天井は「おそろい」で。2灯設置。

4.「あっちは、つけるな!」の呪縛からの解放

 

取り替えることにしました。普通の「シーリング」にいたします。

といっても、「シーリング」もさらなる進化をしていて驚く。「調光調色」がリモコン操作でできてしまうのね。LEDになったから?「電球色」(黄色いくつろぎの明かり)か昼白色(文字を読んだり作業をしたりする際に適した白っぽい明かり)か選ばなくていいとは!「シーンによって使い分けられる」とな。すごっ!そんな機能があるのに、価格もリーズナブルになってやしないか。照明器具の勉強を怠っていたことを反省。

 

 

5.「年代」で変わる器具選び

 

照明器具選び、なかなか難しい。デザインだけで選んではいけないから。「この広さで、この器具でいける?」照明方面に進んだインテリアスクール仲間に確認してもらうこともあるくらい。「いける?」とは明るさや使い勝手もろもろ。今回は自宅なので、自力の器具選び。目安となる広さの表記に「年代」があって驚く。「40代以上」は狭くなるのだ。その年代以上は「多くの明るさが必要」ということ。ここでも「加齢」は考慮しなければならないのか。「なんだか薄暗い」と感じていたのは、ただその部屋でする行動が変わったというだけでなかったのだ。♪老眼、老眼、老眼~♪歌っておく。

 

 

6.「和風」をなめんな!

 

器具選びをしやすいためにだろうが、スタイル別に分類されることが多い。その中で「和風」というカテゴリーが飛ばされやすいというか、見もしないという場面に多く出会ってきた。「和風はいいです…」と。多分「松の木模様の呪縛」(ここでも呪縛)だと思う。「もっちゃり」だと見もせずに敬遠するのだ。

 

そうでもないのよ。ちょっと形状が変わっていたり、家具と調和しやすかったりするモノが多い。私はシーリングの「和風」はガン観する。そして「和風カテゴリー」にあることは私の胸の内にしまっておく。今回、わが家のリビング(2灯・おそろいにする)に選んだモノも「和風」カテゴリーにあった。

♪だぁれもしらない、しられちゃいけぇないぃ~♪(ご存じ?また歌う)

どこの誰か知らんけど、メーカーのおじさん達か知らんけど、都合上「和風」に分類されただけだ。先入観はいらない。選択肢は広い方がいい。

 

 

7.まとめ

 

只今、商品到着待ち。格段に明るくなると思う。母よ、夜も創作活動ができるぞ。

「前よりいいモノにしてよ」何かを新しくする際の母からの注文。今回はどうだったか。機能面では「前よりいい」と言えるが、デザイン面ではどうかな。窓の外を歩くご近所さんから「お宅は素敵な照明ねぇ~」と言われることはなくなる。外にまでキラキラ感は放出しないが、家具や内装には合わせたので「良し」としたい。

価格面で「いい」が「高い」だとしたら(あくまでも母の感覚)、新しいモノは「安い」だ。イニシャルコストはもちろんランニングコストも安い。前のモノはどちらも「高い」ランニングコストの高いはどうよ!?(だから「つけるな!」になるんじゃないのか:ぼやき)

「多くの明るさが必要世代」の暮らしでは「つけるな!」では成り立たない。イニシャルコストが以前より安いモノにはなったが、ランニングコスト面で「安い」ことは「スーパー良し」だ。技術の進歩がイニシャルコストを下げたと考えよう。(80代の母、長期使用するモノについて安いモノは満足度が低いと考えています。今回は母部屋を先に同様のモノに取り替え、その明るさと使い勝手に納得した様子:余談でわが家のモノ選びの背景)

 

「加齢とともにモノを減らす」はマイテーマ。

「加齢とともに照明を見直す」もあったと実感。

…長くなりました。

 

(ま)

 

 

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まなみ

GW,いかがでしたか?「日々、整える」通常モードに戻ります。読んでいただき、ありがとうございました。