日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

「捨てる」を想う

f:id:kogireido:20220221162623j:plain自分で選び、家に持ち込んだモノについて、

「使い切りたい」と考えるようになった後は

「捨てる」を想うようになった。

「最後に捨てる時はどうしたらいいのだろう?」

捨て方が厄介そうだと購買意欲がそがれる。

「買う前から捨てること考えなくても…」

いやいや、考えた方がいいと思う今日この頃。

では、いってみよう!

 

画像:本文とは無関係。昨秋「造りモノみたいでおもしろいな」と買った観葉植物

 

 

1.「捨てる」の悲喜こもごも

 

「捨てる」に「罪悪感」をもつヒトは多いと思う。私ももれなく。

買ってはみたもののあまり使うこともなく、なんなら「あるだけ」とか「放置」してしまったモノ。そんなモノを往生際悪く持ち続けているのは「罪悪感」にほかならない。

 

ならば「捨てるを減らしたい」と考える。

モノを持ち込む前に一考するようになり、持ち込んだモノについては「使い切る」

そうしたモノを「捨てる」のは罪悪感どころか「達成感」「すがすがしさ」を覚える。

「満足感いっぱいの捨てる」もあるんだな。モノも私も、ご苦労さん。

 

 

2.「捨てる」がややこしい

 

ゴミルールが年々複雑になっていく。

私の住む地域では比較的簡単なのだが、それでも80代の母はお手上げのよう。どう捨てたらいいか分からないモノは、私の部屋に静かに置かれている。(放置とも言う)

 

わが家のゴミ当番は私。だからといって、「ハイ、これはこう捨てます!」と即座に分かるわけがない。迷う、迷う。市のゴミ分別アプリ、入れてますから。数少ないホーム画面にしっかり。それでも分からなければ、おばちゃん度をパワーアップさせて電話する。

 

 

3.困った「捨てる」

 

おばちゃん全開バリバリで電話で問い合わせたモノに「レンガ」がある。

「処理困難物」で回収してくれないとアプリが表示。販売元・処理業者に行けとな。なんとかすがることはできないかと、市の担当課に電話してみたところで撃沈。途方に暮れた。

 

レンガ5~6個のために検索しまくる。

「住戸数の多い集合住宅にお住まいなら、管理人さんに聞いてみては?」

その1文にダッシュ!(そんな速くないけどね)

 

私の住むマンションは住戸数も多く、公園や花壇がある。年長者の方で構成される「ガーデニング部」(正式名称は知らん)のようなものもあるくらい。

顔見知りの管理人さんに「レンガを処分したいのだができなくて困っている。使ってもらえないだろうか?」と話しに行ったところ快諾。「ひゃっほぉ~☆」な心の声

「では、持ってきます!」と家へ戻り、運び出そうとしていたら管理人さんがわが家へ向かってくる。台車を押して。

「さら(=新しい)じゃないですかぁ!」喜んで引き受けていただけた。マンションの敷地のどこかで役に立っていればレンガも本望だ。

 

レンガ、ホームセンターで簡単に買ったと思われる。(私は買っていない)

亡父の趣味の名残のガーデニンググッズを入れた収納ケース(プラ・ふた付き・整理して余っていたモノ)の台として長くベランダにあった。(こうしたのは私だ)

 

近頃の台風は怖すぎる。来るとなればベランダの片づけをしなければならない。この「どうでもいい一連のモノ」を持って右往左往だ。それを止めたくなった。

プラケースとその中に入っていたモノはすぐに整理・処分できたが「レンガ」には困り果てた。結局、レンガは捨ててはいない。「捨てるが大変」と思い知らされた出来事。もうこんな思いはしたくない。

 

 

4.「捨てる」の果て

 

先日、何気なく観ていた番組のこと。

行き場のない衣類が、とある国で環境破壊を起こしていると。その光景に、衝撃。言葉にしづらいけれど、「これでいいのか!?」と個人レベル、おばちゃんレベルでも考えさせられる。食事中の「ながら観」、80代の母とため息をつく。

いいのか?これでいいのか?

 

 

5.近頃の「捨てる」

 

少し前にキッチンのゴミ箱を小さくした。

前のゴミ箱は家具のように重く、「捨てる」を姪に手伝ってもらった。(確か書いたぞ…)

 

kogireido.hatenablog.com

 

できないこと、手伝ってもらうことも増えていくと思う。でも「自分でできる工夫」をしておきたい。そう考えての「ゴミ箱チェンジ」

ゴミ箱が小さくなったところで、支障はない。

捨てに行く頻度は増やしたくない横着者(私だけど)としては、ゴミをコンパクトにするようになった。

買物に出かけない(個配利用)のでレジ袋はない。ということはゴミ袋も減り、「何かの袋」は全部ゴミ捨てに再利用。(指定ゴミ袋がないので利用可)

ここらへんは「自称・収納名人のキュキュキュッ技」の見せどころ。

「ゴミを小さくするぞ、減らすぞ」の心意気も芽生えたよう。

 

 

6.まとめ

 

「私達がいなくなったら、この家にあるモノ全部ゴミやからな!」

いつか母に言ったことがある。80代に向かって、なんと非情な娘か。その後、この言葉を母も言うようになった。心にぶっ刺さったと思われる。

そのくらいの勢いで「加齢とともにモノを減らす」(マイテーマ)に挑んでいるのだと言いたかった。まだまだしたいこともあれば、物欲もある。暮らしを楽しみたいとも考えている。極端にモノが少ない暮らしを望んでいるわけでもない。

しかし「最後は捨てる」を想い、日々、整える。

 

(ま)

 

 

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まなみ

本日のしめはブログタイトルでした。読んでいただき、ありがとうございました。