自分で選び、家に持ち込んだモノについて、
「使い切りたい」と考えるようになった後は
「捨てる」を想うようになった。
「最後に捨てる時はどうしたらいいのだろう?」
捨て方が厄介そうだと購買意欲がそがれる。
「買う前から捨てること考えなくても…」
いやいや、考えた方がいいと思う今日この頃。
では、いってみよう!
画像:本文とは無関係。昨秋「造りモノみたいでおもしろいな」と買った観葉植物
1.「捨てる」の悲喜こもごも
「捨てる」に「罪悪感」をもつヒトは多いと思う。私ももれなく。
買ってはみたもののあまり使うこともなく、なんなら「あるだけ」とか「放置」してしまったモノ。そんなモノを往生際悪く持ち続けているのは「罪悪感」にほかならない。
ならば「捨てるを減らしたい」と考える。
モノを持ち込む前に一考するようになり、持ち込んだモノについては「使い切る」
そうしたモノを「捨てる」のは罪悪感どころか「達成感」「すがすがしさ」を覚える。
「満足感いっぱいの捨てる」もあるんだな。モノも私も、ご苦労さん。
2.「捨てる」がややこしい
ゴミルールが年々複雑になっていく。
私の住む地域では比較的簡単なのだが、それでも80代の母はお手上げのよう。どう捨てたらいいか分からないモノは、私の部屋に静かに置かれている。(放置とも言う)
わが家のゴミ当番は私。だからといって、「ハイ、これはこう捨てます!」と即座に分かるわけがない。迷う、迷う。市のゴミ分別アプリ、入れてますから。数少ないホーム画面にしっかり。それでも分からなければ、おばちゃん度をパワーアップさせて電話する。
3.困った「捨てる」
おばちゃん全開バリバリで電話で問い合わせたモノに「レンガ」がある。
「処理困難物」で回収してくれないとアプリが表示。販売元・処理業者に行けとな。なんとかすがることはできないかと、市の担当課に電話してみたところで撃沈。途方に暮れた。
レンガ5~6個のために検索しまくる。
「住戸数の多い集合住宅にお住まいなら、管理人さんに聞いてみては?」
その1文にダッシュ!(そんな速くないけどね)
私の住むマンションは住戸数も多く、公園や花壇がある。年長者の方で構成される「ガーデニング部」(正式名称は知らん)のようなものもあるくらい。
顔見知りの管理人さんに「レンガを処分したいのだができなくて困っている。使ってもらえないだろうか?」と話しに行ったところ快諾。「ひゃっほぉ~☆」な心の声
「では、持ってきます!」と家へ戻り、運び出そうとしていたら管理人さんがわが家へ向かってくる。台車を押して。
「さら(=新しい)じゃないですかぁ!」喜んで引き受けていただけた。マンションの敷地のどこかで役に立っていればレンガも本望だ。
レンガ、ホームセンターで簡単に買ったと思われる。(私は買っていない)
亡父の趣味の名残のガーデニンググッズを入れた収納ケース(プラ・ふた付き・整理して余っていたモノ)の台として長くベランダにあった。(こうしたのは私だ)
近頃の台風は怖すぎる。来るとなればベランダの片づけをしなければならない。この「どうでもいい一連のモノ」を持って右往左往だ。それを止めたくなった。
プラケースとその中に入っていたモノはすぐに整理・処分できたが「レンガ」には困り果てた。結局、レンガは捨ててはいない。「捨てるが大変」と思い知らされた出来事。もうこんな思いはしたくない。
4.「捨てる」の果て
先日、何気なく観ていた番組のこと。
行き場のない衣類が、とある国で環境破壊を起こしていると。その光景に、衝撃。言葉にしづらいけれど、「これでいいのか!?」と個人レベル、おばちゃんレベルでも考えさせられる。食事中の「ながら観」、80代の母とため息をつく。
いいのか?これでいいのか?
5.近頃の「捨てる」
少し前にキッチンのゴミ箱を小さくした。
前のゴミ箱は家具のように重く、「捨てる」を姪に手伝ってもらった。(確か書いたぞ…)
できないこと、手伝ってもらうことも増えていくと思う。でも「自分でできる工夫」をしておきたい。そう考えての「ゴミ箱チェンジ」
ゴミ箱が小さくなったところで、支障はない。
捨てに行く頻度は増やしたくない横着者(私だけど)としては、ゴミをコンパクトにするようになった。
買物に出かけない(個配利用)のでレジ袋はない。ということはゴミ袋も減り、「何かの袋」は全部ゴミ捨てに再利用。(指定ゴミ袋がないので利用可)
ここらへんは「自称・収納名人のキュキュキュッ技」の見せどころ。
「ゴミを小さくするぞ、減らすぞ」の心意気も芽生えたよう。
6.まとめ
「私達がいなくなったら、この家にあるモノ全部ゴミやからな!」
いつか母に言ったことがある。80代に向かって、なんと非情な娘か。その後、この言葉を母も言うようになった。心にぶっ刺さったと思われる。
そのくらいの勢いで「加齢とともにモノを減らす」(マイテーマ)に挑んでいるのだと言いたかった。まだまだしたいこともあれば、物欲もある。暮らしを楽しみたいとも考えている。極端にモノが少ない暮らしを望んでいるわけでもない。
しかし「最後は捨てる」を想い、日々、整える。
(ま)
本日のしめはブログタイトルでした。読んでいただき、ありがとうございました。