日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

50代の整理収納*「見当がつく」

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わが家では私が主たる整理収納を決めるヒト。

係というか、班長というか、隊長?

「あれ、どこにあるのぉ~?」

訊かれるわけです。それが嫌!

めんどくさく、なんなら煩わしい。

「自分で勝手に出して、使って、元に戻せよ」の心の声。

声はせずとも顔が物語ってしまう。

「この辺りにあるだろうなぁ」

「見当がつく整理収納」にするぞ!

では、いってみよう!

 

画像:わが家の廊下にある収納(右側の扉一枚分・改修時に新設)

 

1.「あれ、どこにあるのぉ~?」がめんどくさい

 

もう、めんどくさいの極み。自分が何かをしている時だったら、手も思考も止められる。これにいつもいつも、ニコニコ、機嫌よく対応できるかって話。私にはできない。残念賞な私だけど、そんなヒトが多いのでは?

 

繰り返すうちに「訊かれない整理収納をすればいいのでは?」と気づくわけです。不機嫌を繰り返さない、うつさないように。模索のはじまり。

 

 

2.「訊かれない」ためには「見当がつく」

 

ハッキリ・キッチリ分からなくてもいいから、「この辺りにあるだろうなぁ~」と考えてその場所に行き、ざっと眺めるだけで探しているモノが見つかる状態。そうしなければならない。

 

・利便性

・目的

・一目瞭然

・広報活動と一貫性

 

ざっくりもざっくりと。掘り下げます!

 

2-1.利便性

 

「利便性」要は使いたいモノが近くにあり、取り出しやすいということ。

その場所、もしくはすぐ近くにある状態。

 

2-2.目的

 

「目的」収納空間(押入れ、納戸、物入など)にもたせる。比較的大きな収納空間には「関連性」があるモノを整理(分類)して収納する。

 

2-3.一目瞭然

 

「扉や引き出しを開けたら見える」これがベストだと考えます。「見たら分かる」は訊かれない。こまごましたモノは「収納するモノ」に入れるが、表記する。

 

2-4.広報活動と一貫性

 

知らしめる。「ここにはこんなモノがありますよぉ~」と。隊員(?)に定着するまでの期限付きとあらば、ニッコリな広報活動ができる。

「一貫性」という言葉が適切かどうか分からないけど、整理(分類)や収納場所をコロコロと変えてはいけない。覚えたところで、しょっちゅう変わると隊員にはついていけない。やむを得ず変えた場合は、さらなる広報活動をする。

 

 

3.「見当がつく整理収納」気づき

 

「一目瞭然」について。

日用雑貨などのこまごましたモノの整理収納に引き出し(A4サイズ、既に家にあったモノ、弟達の元・所持品)を使っている。今は「工具」「掃除」「梱包」などのザックリ表記。はじめは入っているモノをすべて書いていたのだけれど、読まないヒトあり、読めないヒトあり。読まないヒトは主におじさん(弟達だけど)で、読めないヒトはチビーズ(甥姪達)と母。「読めない」はまだ文字が分からない幼さと「老眼」という加齢による理由。(後に私もこの「加齢による理由」に当てはまるようになる)

 

この引き出しに子供は用がないので彼らには届かない場所で、大人に向けた表記(ラベル)でいいと考えたのに読まないわの読めないわ。おまけにこの読まないヒト達がたまに読むと「書いてあるのに入ってないんですけどぉ~」と鬼の首を取ったかのように叫んでくる。「時間の経過ととも増えたり、減ったりするのが”暮らし”ってもんさ!」なんだか腹立たしい。もうチマチマと入っているモノすべてを表記するのはやめた。

 

「でっかい文字で簡潔に」今の状態になった。それもまた、「読まないヒト」が「梱包」に入った「ハサミ」(テープやひもを切るためのモノ)をわざわざ「工具」に戻しやがる。(しやがるだ!)この対応策として「梱包」のデカ文字の下に「ハサミ」と追記。隊長の願う場所に戻される平穏な状態が訪れた。表記するのは「入っているモノ」ではなく、「入れてほしいモノ」とするべきだと学習。現在、他の場所でも応用中。

*主に画像の日用雑貨中心の廊下にある収納空間で行っている整理収納です。

 

4.「見当がつく整理収納」のススメ

 

一緒に住まうヒトにはもちろん、近しいヒト(弟達、義妹達、甥姪達)にも「モノの場所」を分かっておいてもらいたかった。

「なんぞの時」には有意義なことになると知ったから。父の闘病中、おばといとこに留守を任せる時間があり、帰宅したら出かけた時より家の中が整えられていた。「この家はわかりやすい」とおば。

 

「加齢とともにモノを減らす」マイテーマだけれど、「加齢とともに家の中を分かりやすくする」も考えています。誰かにモノを持ってきてもらったり、家事を手伝ってもらったりする日が来るかもしれない。そんな時にモノを探すことに手間取ったり、手伝う気力さえ持ってもらえなかったりしたらと想うと申し訳ない。

 

「その家の誰か1人だけがモノの場所を把握している」というのは困ることもある。自然にみんなで維持管理できるといい。誰もが公平に加齢する将来のことを考えても。

「訊かれるのがめんどくさい」からはじまったけれど、「見当がつく整理収納」を考えてよかったと思っている。

 

 

5.まとめ

古い布やタオルを掃除に使う。それらを収納する際に、透明なケースを使い、表記も必要と考えた。「雑巾」か「ぞうきん」とするのか迷った。姪が文字を読むことができるようになりはじめた頃だったので、大きく「ぞうきん」と表記。

「読めない」だった幼いヒト(姪だけど)と加齢によるヒト(母だけど)がそれを「ぞ・う・き・ん」と二人で声を合わせるように読み上げ「ぞうさんかと思ったぁ~」と言われた時はとほほほ、「ぞうさん、入れれるもんなら入れてみぃ~!」だ。

 

近居な末弟家族、たまに帰省する上弟家族。みんな、わが家のモノの場所をだいたい把握している。用なしだった引き出しから、チビーズが工具を出している光景は成長を感じながらも「しめしめ」と思わずにはいられない。

50代の整理収納、もう自分だけで背負うのはやめましょう。

 

(ま)

 

 

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まなみ

分かりやすい=見当がつく、も含まれるじゃないかな。読んでいただき、ありがとうございました。