日々、整える

50代*これからの暮らしのレシピ by.コギレイ堂

50代の整理収納*「収納力」

f:id:kogireido:20220130131415j:plainタイトル先行なことがある。

「収納力」と思い立ってから書くまでの数時間で2度見たり、聞いたりした。

財布のサイトだったり、同年代の方のYouTubeだったり。

みんなそんなに求めているのか、収納力。

もうそろそろ、「そこではない」と思い始めています。

では、いってみよう!(序文の終わりはドリフ調だなぁ)

 

*ミニ財布に移行を検討中

 

1.そもそも「収納力」とは?

なんだろう、「たくさん入ること」かな。

財布の収納力とはカードやお札、小銭、それぞれがたくさん入れられるということのようだった。同年代の方のYouTubeでは食器棚にどれだけ入るかということで、こちらは処分をあまりせずに済んだとより多くの食器や食品を収納できたことにお喜びの様子。

「収納力がある」と表現される場合、やはり「たくさん入ること」のようよ。

 

2.「収納力がある」の良し悪し

「良し」から。

くどいけど「たくさん入ること」でしょう。これは数多くのモノが収められるということで果たして「良し」と言い切れるのかと考えます。疑り深いからねぇ、私。

「悪し」について。

「収納力がある」というモノは概ね「大きい」と思われます。家具にしても、収納ケースにしても。家具は購入したら家まで運んでくれて設置してくれる。ケースはプラ製で中にモノが入っていなければ軽く、ホームセンター等で簡単に手に入り嵩高くても自分で運べる。

さて、それらを処分することになったら?

処分でなくても模様替えや家の改装などで移動させなければならない事態になった時。自分が力持ちか、力持ちの家族がいなければ他人様に頼ったり、どうしようもできなかったりすると想像できてしまう。

プラ製の大きな収納ケース(特にふたつきタイプ)には詰め込みがち。以前「コミックケース」なるモノを使っていた際は、動かす度に「バキッ」と不穏な音がしてしまいには役立たず。これは「偽・収納力」だとしか思えない。たくさんモノが収められたところで、耐久性・安全性・利便性がなく、処分にもかさばり素材もエコではない。ふた付きケースに入れた時点で「死蔵品」となる場合が多く、この経験から安易に「プラ製の収納するモノ」は大きさを問わず増やさないようにしているくらい。

「収納力がある」を一番に考えていた頃もあったから、長くなる「悪し」

悪いわけではないと思うが、50代となった今では大きなモノも重いモノも持ったり、運んだりできない。そう今も「ぎっくり腰中」なので(ボキッ、ポキッ、ペキッの順だとしたらペキッの比較的軽度:私基準)もう「悪し」なことの方が多くなってきたというだけなのかもしれない。

 

3.50代からの「収納力」

もはや「たくさん」ではないと思う。

「収納空間において重要視するのは奥行き」と考えています。収めたいモノに合った奥行き。浅くて収まらないは工夫が必要だし、深すぎれば、奥と手前で二重置きやチョイ置き(ちょっと置いておこう)になる。

わが家のウォークイン納戸(衣類の収納が目的の空間ではない)があるのだけれど、そこに奥行き27センチのラックがあります。探した、探した、このサイズ。もう20年くらい前のこと。自室の梁下にピッタリ収まってほしかった、こういう時の私の執念(?)は当時から凄まじく、その思惑どおり重宝した。自宅を大きく改修する際に、不要と思われたが新設するウォークイン納戸の梁下に移動し日用品や雑貨の収納に現役活躍中。奥行き27センチは奥のモノが見えないほどの二重置きも、余る空間もさほどなくチョイ置きもできない。

 

ウォークインクローゼットはウォークすることができるはずなのにウォークどころか入れもしないという光景を見ることがあるけれど、空間をすべてモノで埋めてしまう方が「たくさんしまえる」と思うのだろうか。ウォークインクローゼットの作り手は「マイブティックのように使ってね」と考えているはずで残念でならない。わが家のウォークイン納戸も処分待ち(ごみ捨て日までの一時保管)で時々入れなくなることがある。「ウォークできへんやん!」自分にツッコミをいれる。片づけ時のサイン。

 

「50代からの収納力」はこういうことじゃないかな。

  • 詰め込まない(というより、詰め込めない)
  • 一時保管のモノが置ける
  • わかりやすい(管理しやすいにつながる)
  • 無理がない(工夫しなくていい)
  • 安全である(台にのぼったり、無理な姿勢をしなくていい

モノの数ではもうないと思う。大きなモノでもないと思う。

ぎっくり腰中につき、ロータイプの家具が多いことに「助かったぁ~」と感じている。手すりや踏み台だけが安全用具なわけではなく、普段使いの家具も立派に私を補助してくれる。膝が悪く80代の母の不便さもより想像できる。「こうすれば立ちやすいよ」とダイニングテーブルを使った立ち方も母に教わったり。

モノを収めるモノ(モノ続き)だけど、時に補助したり安全性を高めてくれる。そんな見えない「たくさん」があるモノが「収納力がある」と考えていこう。

 

4.まとめ

ゆみちゃんと同じく、なかなか買えません。(↓過去記事)

 

kogireido.hatenablog.com

 

今「買いたいなぁ」と思いつつ買えていないモノの一つが財布。個配がほとんどで買物に出向くことは少ないのですが、コロナ禍によりさらにほとんどなくなってしまいました。行くとしたらキャシュレス化も進み、クレカと友の会カード(ご近所百貨店は友の会に加入)、交通カードくらい。大きな財布は必要ないのではないかと小さい財布探しがはじまりました。ただ、「実物を見たい派」なので難航しており、そのうち探していたことも忘れたりとなんとも本当に欲しいのかも疑わしくなってきました。そんな時、個配で見つけた画像のミニ財布。これで使い勝手を試しています。なかなかの使い心地です。この話はまた長くなりそうなので、「新しさん」(新しい財布)と巡り合えたら書きたいと思います。

財布に「たくさんしまえる収納力」は求めていません。「より軽く、簡単に扱える程度の収納力」が欲しい。

 

(ま)

 

 

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まなみ

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