「”片づけ”に理想がある?」あると思うんです。
「こんな風な部屋にしたい」
「家族みんながモノの場所を分かっていてほしい」
何より「モノの定位置を決めたい」などなど。
その「理想」にどうしたら近づけるのか、「現実」を把握しているか。
そんなことを書いてみます!
「整理収納」「リセット」「季節の入れ替え」に続き、最終回(?)は「手入れ、交換(メンテ的なこと)」についてお届けします。
「片づけ」の理想と現実、いよいよ(?)最終回!
1.整理をして、収納をする(分類・仕組み・ルール作り)
2.日々の小さな「リセット」(元に戻す)
3.季節の入れ替え(モノの交替)
4.手入れ、交換(メンテ的なこと)
「整理(分類)」して、しまう場所等を決めて(仕組み・ルール作り)「収納」する。暮らしの中で維持管理するため「リセット(元に戻す)」を行う。「季節の入れ替え(モノの交替)」を季節の変わり目にする。こういう「モノに触れる機会」において「手入れ、交換」といった「メンテ的なこと」も必要になってきます。では!
手入れ、交換(メンテ的なこと)
1.【理想】手入れは簡単であること
【現実】努めています。
「使ったらちょっと拭く」とか、「キレイにしてしまう」とか。心がけているのはそんなことでしょうか。洗剤やメラミンスポンジは汚れをよく落とすけれど、「あまり使いたくない」と考えています。自分の手はもちろんですが、そのモノの素材を傷めることもあるから。汚れをためなければ「水」で十分じゃないかと思っています。
週に1日「ていねい掃除」をしています。(6日はかんたん掃除)
この時に「ついで」とばかりに、家電やカーテンにも掃除機をかけたり、靴底を拭いたりします。「日々のリセット」のように「習慣」となっている手入れ、「季節の入れ替え」の際には「キレイにしてしまう」と少し頑張った手入れ。「ついでに、気負わずできる」「ちょっと丁寧に、”またよろしくね”と頑張る」そんな二つの「手入れ」を今の私ができる頻度でしています。
2.【理想】モノを「長持ち」させたい
【現実】ケチ?しまり屋?私が扱うモノ、「長持ち」します。
自覚していたわけではなく、周囲に言われることが多く「そうなんだなぁ」と思っています。ゆみちゃんと一緒に働いていた職場では「靴」が支給されました。長時間履いていても疲れないヒール。退職する時、2足「新品」のままでした。
家電や家具等については特に「長持ち」を希望します。(ゆみちゃんの洗濯機話、興味深く読ませてもらいました。わが家もそろそろやばそうです…)
エアコンは昨夏ついに買い換えましたが、なんと1999年製でした。「買い換えた方が電気代安いで」と言われたりしたけれど。(やはり、ケチ?)旧・エアコンにご苦労様と感謝です。新・エアコンはなんだか覇気のないおばさん(私もおばさんなんだけど)がしゃべるし、電気代も安くなり「新しいのはすごいねぇ」と思っています。新・エアコンのあだ名は「おばさん」ですけど。…脱線。
安価な家具がたくさん出回っています。気軽にインテリアを楽しんだり、新生活での準備が1店舗で済んだりと「家具を選ぶ」が簡単になった。いいことかもしれない。暮らしに目が向き、インテリアを楽しむ人が増えるなら。
でも私の場合「安いから」という理由が一番にくるのは納得できない。(ケチじゃないのか?)「長く使えるか?使いたいか?」という自分の心の声に
「安いだけはあかんで」
「新しいうちまだええけど、古くなるにつれイヤになるかもしれんで」
「すぐ飽きるかもしれんで」
これまた自分の心の声がいっぱい聞こえてきてしまう。
「欲しかったモノが安くなっていた」はラッキーだけれど、「安いから欲しい」はダメダメだと衣類の整理で悟りましたから、欲しい理由が「1位 安い」はNGです。
新しい状態で「好き」なのは当然で、それが年月を経てもそう思えそうか(未来は分からないけど、その時点で)、いい具合に年月を重ねられそうかを想います。人間と同じかな、家具にもそんなことを求めています。
「メンテ」を長く伴うと思われる「家電」「家具」について、掘り下げてみました。「長持ち」と「手入れ」はセットなのかもしれません。
3.【理想】交換するなら「前のモノよりいいモノ」
【現実】壊れたり、傷んだりでモノを新しくする機会がある。そんな時「前のよりいいモノにしてね」80代の母が言います。「新しい」というだけで古くなった今のモノより「いいモノ」に思えてしまう私を我に返らせてくれます。
母が言う「いいモノ」とは価格が高いことではなく、機能やデザイン、耐久性のこと。それも「わが家にとって」であり、最近は「サイズダウン」することがあります。一見「前より劣る」ように思えるけれど、家族数の減少、体力の減退等小さくすることで扱いやすくなるモノもある。また機能も多ければいいというわけではなく、使いこなせそうもなければ扱いやすいシンプルなモノがいいし、不足することを補ってくれる新機能は大歓迎。洗濯機や掃除機、「ブルー」が多いけれど「赤かピンクがいい」という母独特の要望もある。価格が前のモノより安くなるということもあり、「前のモノよりいいモノ探し」は家庭内でプレゼンのようです。
4.【おわりに】「片づけ」の理想と現実*その4
「片づけ」の理想と現実*その4手入れ、交換(メンテ的なこと)でした。
「手入れや交換も”片づけ”なの?」そう思われるかもしれませんが、私は「片づけの一環」だと考えています。「モノを持つ」ということにもれなくついてくる。ただモノを出して使うだけではなく、その間に必要なこと。共用の場所、モノを汚れたままにするのはいただけません。なんだか「思いやり」に欠ける気さえするくらい。
手入れしたり、交換したりは「モノと向き合う」ことなのかもしれません。それは「自分のモノ選びが合っていたのかな」と考える機会にもなっていると思うのです。持っているモノを使って、しまって、手入れして、手に触れながらいずれは交換(または処分)する。消耗品以外のモノはなかなか長い時間がかかりそう。
「片づけ」はモノばかりではありません。日々、いろんなことを片づけて暮らしている。モノは目に見えて分かりやすいのだから、「迷わない」「負担にならない」を心がけ「心地いい住まい」にしたい。
「片づけ」の理想と現実、私の場合でした。振り返り、「できてるなぁ」と思ったり「まだまだアオイなぁ」と感じたり。日々精進。
(ま)
最終回でした。その1で「8000字頂戴します」と書いたのだけれど、10000字くらいになったかも。読んでいただきありがとうございました。
これまでの記事はこちらから
その1*整理をして、収納をする(分類・仕組み・ルール作り)↓↓↓
その2*日々の小さな「リセット」(元に戻す)↓↓↓
その3*季節の入れ替え(モノの交替)↓↓↓