我が家のダイニングキッチンです。
今朝、写真に撮ってみました。
時々写真に撮って全景を眺めるようにしています。
なぜ目の前にあるのに、わざわざ写真に撮って眺めるのか? その理由は、客観的に見たいからです。
それから、
目の前に見ているはずなのに見えていないもの が写真には写るからです。
それは何でしょうか。
それは視点を変えたときの「気づき」です。
- ごちゃごちゃしているところはないか
- いつの間にか増えた無駄なものはないか
もくじ
1.キッチンってどんな場所?
リフォームしてこのキッチンになり、ちょうど10年になります。
それ以前のシステムキッチンは、現在の冷蔵庫のところまでありました。
大きかった。
私は他のかたと比べてモノが少なめであるということがわかってきたので、
収納スペースも必要最低限となるよう計算し、コンパクトに作りました。
あまり広くないキッチンスペースをいかにすっきりと、
かつ使い勝手のいいようにまとめるか、考えて作りました。
キッチンはすぐに生活感でいっぱいになってしまう場所。
生活しているのだから生活感が出るのは当たり前ですし、
美味しいお料理が生み出されていることがわかる、
その人らしさが感じられるキッチンを見るのが私も大好きです。
それと同時に
キッチンは清潔でなければならない場所でもあるし、
モノの種類が多いので、上手く整頓されていないとすぐにごちゃごちゃとなり
動線が阻まれたり、使い勝手が悪くなってしまう場所でもあるかなと思っています。
長い時間居る場所だからこそ、ストレスなく気持ちのいいキッチンにしたいですね。
キッチンは、食材を扱う場所であり、家族が集まる場所でもありますから。
2.貼らない・置かない
冷蔵庫には何も貼らないことにしています。
(おっと、写真では、何か貼っているように見えるかもしれません。
これは貼っているのではなく、冷蔵庫の扉が鏡面なので、向かい側の壁の
インターホンやスイッチが写り込んでいるというわけです)
白いキッチンカウンターには、決めたもの以外は置きません。
置いてもいいものは、壁に沿って、夫のウイスキーのボトル、ハーブティー、
右手の小さなカゴ。
カゴにはコースターが入っていて、家族が何か飲みたいとき、すぐに手に取れるようにこの場所に置いています。
写真では少ししか見えていませんが、コンロの上にはケトル。
その横には、炊飯用の土鍋「かまどさん」
それ以外は出ていません。
日中は、ケトルもかまどさんも収納してしまいたいくらいですが
使用頻度を鑑みて出しっぱなしに。
その代わり、ずっと出ていても嫌じゃない、好きなデザインのものを選んでいます。
……………
ホテルやレストランなどのプロの厨房をテレビなどで見る機会があります。
料理中の、道具や食材が出ていますが
すっきりと磨き上げられた厨房機器、手入れされたピカピカのステンレス。
無駄なものはありません。かっこいいなぁと。
いかにも美味しいお料理が次々に生まれてきそうな気がします。
お手本は、あの感じ。
3.調理家電は
トースターもこの通り。
トースターはほとんど朝しか使わないので、朝食の片付けの後
さっと拭いてパンくずなどを取り除いて
コードをくるくるっとまとめて収納してしまいます。
電子レンジとガスオーブンは、コンビネーションになったものを
コンロ下にビルトインしています。
フードプロセッサーやミキサーなども全て棚に収納しています。
キッチンには意外と家電があることに気付きますが
コンパクトなキッチンであればむしろ、全て収納したほうが
作業がスムーズに快適に進むような気がします。
冷蔵庫の上とか、換気扇のフードのところとかに
モノを置くのも好きではありません。
キッチンは、どうしても油や、油を含んだホコリがつくので
道具が汚れるのも、掃除のたびに道具を移動しないといけないのもいやなのです。
その点、何も置いていなければ、時々さっとアルコールで拭くのもおっくうではなく、清潔に保てます。
4.オープン棚には
左手、ブラインドの隣の壁に、造り付けで浅い棚を作ってもらっています。
ここは家族の好みのコーヒー豆の入った缶や、紅茶の缶を。
お茶のたびに、どれにしようかなぁと選ぶのが楽しみな場所です。
我が家には珍しく見せる収納です。
(ちょっとごちゃついていますね、整理が必要!本日の気付き 笑)
目線より高いオープン棚には、万が一地震で落下しても
ケガしたり被害の少なそうなものを並べたいと思っています。
ここはよく家族が居る場所なので、
「もしも」の時のことも充分想定しておかなければと。
5.ダイニングテーブルにも置かない
ダイニングテーブルにも何も置きません。
食事をしたり、何か書き物をしたり
新聞を読んだり、、、
いろいろなことに使われるテーブルですが、
何かしたあとは、所定の場所に片付ける。
でないと、次に何かアクションしたいというときに
「まずテーブルを片付ける」
とか、
「まずテーブルの上のものを隅に寄せる」
とか、いうことをしなければならなくなります。
それよりも、「一つ終わったら、元通り何もない状態に片付ける」
というほうがすっきりしませんか。
ちょっと置いておこう、後でやろう、と何かを置きっぱなしにする。
その、常に何か載っている、という状態が当たり前で見慣れた景色になってしまうと、
「何か」がまたひとつ「何か」を呼び、またひとつ、また、、
というふうに、気が付けばいろいろなものが載っているという事態になりかねません。
6.自分が快適かどうかが大切
私なりのキッチンの整え方、いろいろ書きましたが
「すぐに手に取れるように道具は出しているのが好き」という考えももちろん有りだと思います。
毎日、頻繁に使うものだったら、きちんと調理スペースが確保できるのであれば
出しているほうが合理的ですね。頻繁に使うものだったら、ホコリもたまりませんね。
私は、しまえるものは収納したい、という性分です。
「しまうためのひと手間」は苦にならないタイプなのですね。
そして道具は少数精鋭。
その結果、動きやすく快適なキッチンを保つことができています。
(ゆ)